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林業改良普及双書No.201  スマート林業から林業DXへ   ICT林業の最新技術

林業改良普及双書

林業改良普及双書No.201 スマート林業から林業DXへ   ICT林業の最新技術

林業DXの実現に向けて

著者 加治佐剛・寺岡行雄 編著
定価 1,452円 (本体1,320円)
ISBN 978-4-88138-429-9
体裁 新書判 264頁(口絵16頁/本文248頁) 

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 1月31日発行! 

スマート林業とは、「ICTおよびスマート化技術を活用し、森林資源利用に関係する各段階において、森林・林産物に関する幅広い情報の収集と処理、情報共有・活用を行うことによって、高効率で、労働負荷および環境負荷が低く、リスクに対する耐性の高い持続的森林資源利用を達成する林業」です。情報の収集と処理技術は揃いつつあり、情報がデジタル化されることで森林資源の見える化、林業生産の見える化、木材流通の見える化が進展しています。これらのデータを解析し、情報と結びつけることで新たなサービスや価値を生み出す「林業DX」をいかに実現するのかが、いま問われています。

本書では、リモートセンシング、GIS、高性能林業機械、サプライチェーン、情報通
信技術、IoT・AIの最前線の関わる実務者が、林業DXへの道筋を示します。

 

 ※【お詫び】本書、口絵9のタイトルに誤表記がございました。

修正前:岩手県による出来高管理手法
修正後:UAVによる出来高管理手法の検討事例(資料協力:岩手県) 

読者ならびに関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますこと、誠に申し訳ございません。

今後このようなことがないよう十分注意してまいります。謹んでお詫び申し上げます。

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著者プロフィール

加治佐剛・寺岡行雄 編著

加治佐 剛(かじさ つよし)
鹿児島大学農学部准教授。
最近の研究テーマはICT林業の構築に向けたリモートセンシングやGNSS、森林域の通信技術の活用に取り組んでいる。

寺岡 行雄(てらおか ゆきお)
鹿児島大学農学部教授。最近の研究テーマは①儲かる林業、②ICT林業の構築、③森林バイオマスエネルギー、④モウソウチク林の取り扱い方法など。
著書に「地域の林業戦略に活かす 林業ICT」(全国林業改良普及協会)がある。

主要目次

 主要目次 ※一部抜粋

第1章 スマート林業から林業DXへ
新生産システム推進対策事業
森林資源の見える化
木材サプライチェーンでの情報の活用  ほか
 
第2章 位置情報
GNSS(全地球型測位システム) 
GNSS による測量、林内利用  ほか
 
第3章 空から森林を測る
空から測る手段
航空レーザ計測
無人航空機(UAV)による計測
UAV活用技術別実証事例  ほか
 
第4章 GIS
市町村における地域型森林クラウドの導入事例
森林 GIS を利用した林業経営 
路網設計支援ソフトの活用  ほか
 
第5章 林業機械と情報活用
高性能林業機械の現状
高性能林業機械の今後
StanForD(Standard for Forest machine Data and communication)
 
第6章 サプライチェーン
森林・林業におけるサプライチェーン 
サプライチェーンマネジメント事例
これからの木材SCMの姿  ほか
 
第7章 情報通信技術
森林域での情報通信技術
UAV中継による森林内からのネット接続事例
LPWAによるによる森林域での通信確保事例  ほか
 
第8章 IoTとAI  
AI 技術による橋梁の点検・診断支援システム事例 
林業へのIoT とAI の適用 
ウェアラブル端末を用いた作業者の生体モニタリングと作業種の判別事例  ほか
 
第9章 森林・林業の課題とイノベーション人材の必要性
森林・林業産業を「見える化」する
林業成長産業化の時代へ
部分最適と全体最適  ほか

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