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低炭素社会づくりに向けた森林活用の新たな取り組みとして、森林吸収源の活用、カーボン・オフセットなどへの関心が高まっています。
本書の第Ⅰ編では地球温暖化と森林吸収源の取り組みをやさしく解説し、第Ⅱ編では実際に森林吸収源を経済的に活用し森林整備に取り組んで来た6人の方々の実践記録を紹介しています。
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森林吸収源を経済的に活用する!
活用の仕組みと地方自治体等の取り組みを具体的に詳述
著者 | 小林紀之 編著 |
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定価 | 1,210円 (本体1,100円) |
ISBN | ISBN978-4-88138-231-8 |
体裁 | 新書判 200頁 |
低炭素社会づくりに向けた森林活用の新たな取り組みとして、森林吸収源の活用、カーボン・オフセットなどへの関心が高まっています。
本書の第Ⅰ編では地球温暖化と森林吸収源の取り組みをやさしく解説し、第Ⅱ編では実際に森林吸収源を経済的に活用し森林整備に取り組んで来た6人の方々の実践記録を紹介しています。
小林紀之 編著
小林紀之(日本大学大学院法務研究科(法科大学院)教授) 第1章 地球温暖化と森林吸収源の取り組み
IPCC第4次報告書(2007年)の要点
地球温暖化防止をめぐる世界の動向
地球温暖化防止をめぐる日本の動向
地方自治体、事業者の役割も重要に
気候変動に関する国際連合枠組条約の主な内容
各国の責務を定めた京都議定書
京都議定書の主要点
IPCC第4次報告書と森林
京都議定書の概要と森林吸収源の位置づけ
森林吸収源に関する規定(マラケッシュ合意)
京都議定書の目標達成計画
森林吸収源3・8%に向けた政策
森林問題の社会全体での取り組みの必要性
森林資源の新たな価値創造
都道府県取り組みの動向
自治体と企業のパートナーシップの展開
森林吸収源活用の事例
世界の排出源取引制度と森林吸収源
わが国の温暖化対策での新たな制度
カーボン・オフセットのわが国の取り組み
環境省オフセット・クレジット(J-VER)制度の実施 規則
J-VER制度の運営図
J-VER発行に関わる経費とクレジットの取引価格
J-VER制度と森林関係の活用
J-VER制度の森林吸収源クレジット
J-VER制度森林管理プロジェクト
森林吸収源の経済・社会的価値化
第2章 地方自治体のカーボン・オフセットを活かすポイント
カーボン・オフセットと排出量取引制度の違いは?
カーボン・オフセットはどの程度普及しているのか?
地方自治体ではどのような動きが?
地域として取り組む場合のポイントは?
実践につなげるためにどんなことから着手すべきか?
森林所有者の方へのメッセージを
第1章 新潟県のカーボン・オフセットの取り組み
新潟県内の温室効果ガス排出量の状況
新潟県地球温暖化対策地域推進計画の策定
新潟県カーボン・オフセットモデル事業
新潟県カーボン・オフセット制度の構築・普及
今後の県のカーボン・オフセット制度の展開
第2章 長野県「森林(もり)の里親促進事業」CO2吸収評価認証制度 制度導入の経緯
制度検討の経過ー評価手法の検討
長野県「森林(もり)の里親促進事業」CO2吸収評価認証制度
今後の取り組み
第3章 高知県森林吸収量取引プロジェクトへの取り組み
取り組みの背景と県営林活用の安定雇用
オフセット・クレジット(J-VER)の活用
3地区で高知県森林吸収量取引プロジェクトを実施
森林吸収量の算定
目指す姿-地球温暖化対策と森林の再生に向けて
カーボン・オフセットの活用事例
今後の巣すべき方向
第4章<滋賀県湖東地域>協議会(kikito)を立ち上げ湖東の森でカーボン・オフセット
高齢化率40%超の滋賀県湖東地域
湖東地域材循環システム(愛称:kikito)の誕生
びわ湖の森ローカルシステムワーキング
びわ湖の森CO2吸収認証制度
湖東の森でカーボン・オフセット
びわ湖の森ローカルシステムの今後の展開
協議会(kikito)全体の取り組みとローカルシステム
第5章<北海道下川町>4町でカーボン・オフセットにも取り組む
2008年、国の「環境モデル都市」に認定
グリーンニューディール先取りの歴史
森林CO2吸収機能などの貨幣化を検討開始
4町で森林バイオマス吸収量活用推進協議会を設立
日本で初めてのヤナギ栽培にもチャレンジ
第6章<モア・ツリーズ>森づくりによるカーボン・オフセットと間伐材の利用促進
森づくりに特化したカーボン・オフセット
「みんなで」「たのしく」「ただしい」森づくり
オフセットは「体質改善」のきっかけ
都市と山村がつながる3ステップ
オフセット事例
「REDD」という新しい枠組み
都市と森が結びついたカーボン・オフセットを
用語解説
本書関連のウェブ
索引
『林業改良普及双書№160 森林づくり活動の評価手法-企業等の森林づくりに向けて』
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