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人工林林業は先進国でこそ産業として成り立つ、というのが世界の共通認識です。人工林林業がハイテク、自動車産業などと並び立つ、成長産業となっている先進国もあります。
一方で、残念なことに、わが国では林業は成長産業として成立するには至っていません。
本書は、なぜ人工林林業が先進国で成立するのかを解き明かし、その原則を紹介します。この19原則それぞれが、わたしたち日本が先進国型林業へと脱皮できるかのカギとなっています。
●先進国型林業になるための原則
・林業は中山間地域の持続可能な産業の重要起点
・計画は、参加型で透明性を高めて作る
・森林の状況はモニタリングされる
・森林所有者は専門家のサポートを受ける
・地形が路網の配置と作業システムを決定する
・大規模製材工場と中小規模の製材工場は共存できる
・木材のカスケード利用のポイントはチップ生産にある
・更新には、自然のメカニズムを利用する
ほか
季刊政策・経営研究2008 vol.3、「オーストリアにおける作業システムのコスト把握の方法」機械化林業2008年9月号、「地域製材業の発展と木質バイオマス利用~木材産業の核としての地域製材業~」季刊木質エネルギーVol.17(2007年冬号)などがある。
1 林業を持続させるための努力
2 林業は中山間地域の持続可能な産業の重要起点である
3 林業は低下した木材価格と、上昇を続ける労働費用と闘わなければならない
4 行政の第一の役割は規制・監視である
5 補助金制度は評価され、見直される
6 計画は、参加型で透明性を高めて作られる
7 森林の状況はモニタリングされる
8 森林所有者は専門家のサポートを受ける
9 兼業としての林業は、森林所有者の暮らしを豊かにする
10 地形が路網の配置と作業システムを決定する
11 生産コストは稼働時間に反比例する
コラム1 研究機関訪問記
12 大規模製材工場と中小規模の製材工場は共存できる
13 木材のカスケード利用のポイントはチップ生産にある
14 更新には、自然のメカニズムを利用する
コラム2 中部ヨーロッパにおける将来木施業と、日本の人工林の将来目標
15 生物多様性保全は、森林法内で「具体的に」規定される
16 森林認証は、事実上の世界標準である
17 先進国型林業は、役割分担とそれに応じた教育システムに支えられる
18 教育・訓練により、職業生活への参加を社会が保障する
19 日本林業の未来はあなたが創る
コラム3 国別情報
お役立ちサイト
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