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生産性倍増をめざす林業機械実践ガイド-世界水準のオペレータになるための22の法則  下巻 

単行本技術を伝える本

生産性倍増をめざす林業機械実践ガイド-世界水準のオペレータになるための22の法則  下巻 

林業現場で働くプロのオペレータたちに向けた待望の翻訳書。

著者 ペル‐エリック・ペルソン  解説/酒井秀夫・吉田美佳 訳/本多孝法
定価 4,400円 (本体4,000円)
ISBN 978-4-88138-380-3
体裁 B5判 352頁 オールカラー

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 「世界中の林業関係者が称賛!!」

 1,250以上の林業事業体、60の林業学校または大学、20ヶ国での販売実績。 

 

   著者・ペル‐エリック・ペルソン氏より、下記のコメントをいただきました!

本書は国際的な林業情報サイトLogging onで『世界の林業生産における最良の技術書』と評価されています。 
この理由として、既存の本からの引用や焼き直し(よくあること)を一切せず、著者とその協力者たちが現場で得た長年の経験に基づいた完全な書き下ろしかつ、豊富な写真・イラストと合わせて構成されていることが挙げられています。 
また、本書が一貫して次の目標に沿って作られたという事実は、この評価と深いつながりがあります。 
つまり、「考えうる最高の作業環境(安全・健康を含む)、作業品質、そして生産性の追求。いずれの文章も、例外なくこの優先順位の下で書かれたもの」です。 
このコンセプトを理解し行動に移すことで、日本での林業活動にさらに輝かしい結果がもたらされることを、スウェーデンの地から期待しています! 

  ※「中のページを見てみる」で本書を手にした著者ペルさんの写真があります! 

 

  十年前、林業先進国スウェーデンである林業学校講師が1つの決断をしました。

 「北欧には、現代の機械化された木材生産・伐出作業のノウハウを学ぶ教材がまったくない」ことに 奮起、自ら教材づくりに取り掛かりました。

 延べ4,000時間を超える製作期間を経て、650点以上もの画像(そのほとんどが著者撮影)と豊富なイラストを盛り込んだ2冊の本が完成しました。

 オペレータとしての心得から機械のメンテナンス、伐採実務、木質バイオマスの取り扱いまでの幅広い内容を22の章でまとめた本書は、次の方々の日々の業務・学習の手助けとなるでしょう。

・ベテランのオペレータの学びなおし

・林業経営を安定・拡大させたい林業経営者

・より良い施業プランを目指す森林施業プランナー

・林業機械を極めたい新規就労者

・林業への就業を志す林業大学校の学生

・品質と量の安定を求める木質バイオマス事業者

★下巻は、第14章~第22章まで掲載

上巻はこちらへ

https://www.ringyou.or.jp/publish/detail_1559.html

 

 

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著者プロフィール

ペル‐エリック・ペルソン  解説/酒井秀夫・吉田美佳 訳/本多孝法

ペル-エリック・ペルソン Per-Erik Persson
 現場技能者としてチェーンソ-での伐木作業に5年ほど従事、仕事のかたわら伐木競技会に出場、上々の結果を収める。その後、林業機械のオペレータとして伐採作業を行い、チームワークを生かした作業の進め方に目覚める。
 2002年に大学を卒業(専門学校1年+大学3年)し、林業工学の学士を取得したことを契機に、林業関係学科の講師となる。初期の受け持ち科目は経済、造林、自然・文化保全、ハーベスタのコンピュータソフト、造材(立木の価値の最大化)などで、その後、伐採作業の科目も受け持つようになった折、少なくともスウェーデンとフィンランドにはよい教材がないことに気付く。講師になってから、教材を少しずつ作ってきたのが今回の2冊の本となった(初版は2008年)。
 林業機械の実務に関する内容は、現場の優秀なオペレータ等からの聞き取りによるものも多い。書籍の制作は、「伐採作業とは、伐採班(チーム)として作業を行うことの目標が全員で共有されている状態で行うべきもの」、「(原著の副題である)作業環境(オペレータの安全・健康は作業環境に含まれる)・作業品質・生産とは、例外なく伐採作業をこの順序で評価すべき」というコンセプトから成る。
 原著(英語版)タイトル「Working in Harvesting Teams - work environment, quality, production」


酒井 秀夫 さかい ひでお
 東京大学農学部林学科卒業、本州製紙株式会社、東京大学農学部助手、宇都宮大学農学部助教授、東京大学農学部助教授、東京大学大学院農学生命科学科教授を経て東京大学名誉教授。現在、(一社)日本木質バイオマスエネルギー協会会長。農学博士。
●研究テーマ
「持続的森林経営における森林作業」を柱に、「森林機械化作業における最適 作業システムと林内路網計画」、「森林の空間利用のための基盤整備」、「水土保全を考慮した間伐作業システムの構築」、「里山における森林バイオマス資源の収穫利用」「林業サプライチェーン・マネジメント」など
【主な著書】
「作業道ゼミナール-基本技術とプロの技」2009、「林業生産技術ゼミナール 伐出・路網からサプライチェーンまで」2012、「林地残材を集めるしくみ」(共著)2016、「世界の林道 上・下巻」(共著)2018、いずれも全国林業改良普及協会、「人と森の環境学」(共著)東京大学出版会、2004など多数


吉田 美佳 よしだ みか
 東京大学農学部卒業、同大学院農学生命科学研究科博士課程修了。博士(農学)。筑波大学日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現在、秋田県立大学木材高度加工研究所、特任助教。
 持続可能な森林管理を目指し、サプライチェーン・マネジメントについて研究。
【主な著書】
「世界の林道 上・下巻」(共著)2018、「林業改良普及双書No.191 丸太価値最 大化を考える「もったいない」のビジネス化戦略」(共著)2019、いずれも全国林業改良普及協会


本多 孝法   ほんだ たかのり
 筑波大学大学院環境科学研究科修士課程修了、技術士(森林部門-林業)。 2003 年にワーキングホリデーでカナダへ渡航し、カナダ森林局の研究所に勤務。2004 年に有限会社藤原造林(山梨県)で緑の研修生として就労。2006 年より2016 年まで全国森林組合連合会に勤務、森林施業プランナー研修の企画・運営や購買課業務、日本伐木チャンピオンシップ(JLC)の運営等に携わる。
現在は、全国林業改良普及協会編集制作部に所属。

主要目次

解説 本書をより理解するために

解説3 木質バイオマス生産の前提条件…酒井秀夫

第14章 ハーベスタによる伐採

伐採時の割れ/造材割れ/複数の伐倒方法を組み合わせる、ほか

第15章 フォワーダによる集材

ローダーの操作/フォワーダへの積み込み-基本事項・丸太の木口を揃える、ほか

第16章 土場作業

土場での積み下ろし作業方法/原木の鮮度要件─腐れ、シミ、水分などの影響、ほか

第17章 フォワーダの搬出システム

平坦または下り勾配で積み込む/搬出作業の作業工程は、「奥から手前」が基本、ほか

第18章 路網の補強─路面の補修・補強、丸太道の敷設

路面の補修方法、ほか

第19章 土場の配置計画

伐採関係者間での責任の分担/土場の配置計画のチェックリスト、ほか

第20章 木質バイオマスとしての林地残材(枝葉・梢端)─導入・取り扱い編

林地残材(枝葉・梢端)の取り扱い─現場での生産工程に対する責任の増大、ほか

第21章 木質バイオマスとしての林地残材(枝葉・梢端)─作業計画と生産

きれいな枝葉・梢端だけを搬出する、ほか

第22章 木質バイオマスとしての林地残材(枝葉・梢端)─搬出と輸送

チッピング、そして輸送(林地残材、チップ)、ほか

 

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