技術を伝える本
世界の林道 上巻
世界の林道を現地調査、世界の林道の技術体系を総括。
林道の技術体系、管理手法、知見を集大成し、今後の森林経営管理、林業の方向性を探る決定版の上巻。
著者 |
酒井秀夫・吉田美佳 共著 |
定価 |
4,400円 (本体4,000円) |
ISBN |
978-4-88138-362-9 |
体裁 |
B5変形判 248頁カラー |
北米、ヨーロッパ、北欧、オセアニア、アジア、世界各国の林道を著者が実際に訪れ、その構造や管理方法、システムやサプライチェーン・マネジメントでの役割、日本との違いなどを、現地で取材をしてきた知見とともに、カラー写真を交えながら解説、紹介しています。
「林道を見れば、その国の林業が見える」。
著者の見てきた世界の林道を感じ取ることができるでしょう。
上・下巻、同時発売。
上巻は、北米、中央・東・南ヨーロッパを紹介(詳細は主要目次参照)
●主な項目(掲載国について)
・森林・林業の概要
・林道の規格構造・作設指針
・林業政策と森林管理方針
・林道管理
・施業と集材方法
・トラック運材
・林道の多面的利用
・林道の事例
・その他
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酒井秀夫・吉田美佳 共著
酒井 秀夫(さかい ひでお)
茨城県生まれ。東京大学農学部林学科卒業、本州製紙株式会社、東京大学農学部助手、宇都宮大学農学部助教授、東京大学農学部助教授、東京大学大学院農学生命科学科教授を経て東京大学名誉教授。農学博士。
研究テーマ:
「持続的森林経営における森林作業」を柱に、「森林機械化作業における最適作業システムと林内路網計画」、「森林の空間利用のための基盤整備」、「水土保全を考慮した間伐作業システムの構築」、「里山における森林バイオマス資源の収穫利用」「林業サプライチェーン・マネジメント」など
著書に、「作業道-理論と環境保全機能」全林協、「作業道ゼミナール-基本技術とプロの技」全林協、「林業生産技術ゼミナール 伐出・路網からサプライチェーンまで」全林協、「人と森の環境学」(共著)東京大学出版会、「道づくり技術の実践ルール 路網計画から施工まで」(共著)全林協、「中間土場の役割と機能」(共著)全林協、「林地残材を集めるしくみ」(共著)全林協がある。
吉田 美佳(よしだ みか)
埼玉県生まれ。東京大学農学部卒業、同大学院農学生命科学研究科博士課程修了。農学博士。現在、筑波大学生命環境系にて日本学術振興会特別研究員(PD)。
博士課程では燃料用木質バイオマスのチッピングを主軸に、木質バイオマスのサプライチェーンマネジメントを研究。現在は輸送システムやサプライチェーンマネジメントの情報システム、森林資源社会学に研究範囲を広げている。
論文、著書等:
「Studies on Harvesting and Supply Chain Management of Wood Chip for Energy」(東京大学博士学位論文)
他に、論文としてチッパーの機種選択(Journal of Forest Research 22(5), 262-273、2017年)をはじめ、木質バイオマスの輸送システム、林道工法、チッピング・フォワーダ作業など。
北米
カナダ1
カナダの森林・林業
カナダの林道─主要な諸元
カナダの林道─耐用年数と廃材の埋設方法
カナダの林道─未舗装道路の課題
カナダ東部の林道点描
カナダ2 ブリティッシュコロンビア州
バンクーバー島の林業の新たな取り組み
カウチン地方─森林鉄道遺産とレクリエーション
カウチンレイク─造林試験地
ポート アルバーニ市
バンクーバー島キャンベルリバー郊外
バンクーバー島大学演習林─リテンションシステム
バンクーバー島トフィーノ郊外─サケ遡上に対する工夫
BC 州のBMPとresource road
※同様にすべての国について、森林・林業の概要/林道の規格構造・作設指針/林業政策と森林管理方針/林道管理/施業と集材方法/トラック運材/林道の多面的利用/林道の事例/その他を紹介しています。
アメリカ合衆国1、2、3、4
中央ヨーロッパ
オーストリア共和国
ドイツ連邦共和国
スイス連邦
東ヨーロッパ・南ヨーロッパ
ポーランド共和国
チェコ共和国
ウクライナ
イタリア共和国
スロベニア共和国1、2、3
クロアチア共和国
ボスニア・ヘルツェゴビナ
セルビア共和国
スペイン王国
索引(上下巻共通)
用語索引(上下巻共通)