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●本書の内容
これからの林業経営には作業道は欠かすことができません。本書は、作業道づくりの第一人者大橋慶三郎氏が、半世紀にわたる実践のエッセンスをまとめたものです。机上論はありません。
カラー写真は、吉野林業の本場・奈良県川上村にある著者(岡橋)の経営林に作業道を実際に開設し、そのプロセスを撮り下ろしました。
簡潔な文と豊富な写真で、著者のノウハウを公開した本書は、実務者必携の一冊です。
●本書の特徴
1.作業道づくりの第一人者が、作業道づくりの考え方、計画、施工について、わかりやすく解説しました。
2.作業道づくりのプロセスを豊富な写真で紹介しています。
3.現場必須のノウハウがいっぱいです。
大橋 慶三郎(おおはし・けいざぶろう)
1928 年(昭和3年)大阪府大阪市生まれ。専業林家。千早赤阪村に祖父の代に植林された山林を1949年に引き継ぐ。自ら木馬道をつくり、木馬を引き、その経験と観察をもとにして、約11年間をかけて1967年所有林に「高密林内路網」(247m/ha)を完成させた。その路網と「生命力を重視した間伐法」によって、半世紀にわたり中間収穫を続けている。大阪府指導林家。著書に『大橋慶三郎 道づくりのすべて』(全国林業改良普及協会)。
岡橋清元(おかはし・きよちか)
1949 年(昭和24年)奈良県橿原市生まれ。吉野林業地で代々山林を経営する清光林業株式会社代表取締役(創業家当主)。林業の修業先で路網の必要性を痛感し、 1979年所有林で道づくりに取り組むが、大規模崩壊が発生し中断。翌年道づくりの講師として吉野を訪れた大橋氏と出会い師事。氏の指導のもと、自らが現場に立って先の崩壊地の道を修復。以来、作業道づくりの実績を積み上げ、伝統ある林業地で新しい山林経営を行っている。2007年、経営林で森林認証 (SGEC)取得。
はじめに
プロローグ―写真図解
作業道とは何か
作業道を使用した作業システム
作業道を利用する
作業道のポイント―ヘアピンカーブ
作業道づくりの実際
作業道づくりの実際―丸太組工法
山と調和する道
丸太組の変化
Chapter 1 山の道
これまでの林業
道とは
林内高密路網・作業道
急峻な山地の路網とは
Chapter 2 計画編
基本的な情報
山をよく見る・撮る
特徴のある地形
稜線林道
稜線道の可能性
高密林内路網の仕組み
ヘアピンカーブ適地を地形図にマークする
避けるべき地形
道を付けるのに危険なところ(険、削、薄、曲、尖、乱)
航空写真から情報を得る
崩壊地および崩壊の多いところ
地すべりが発生しやすいところ
色分け図の整理
Chapter 3 施工編
現地踏査
伐開
伐開の進め方
根系について
切取法高と法面勾配
粗道
丸太組工法
犬走り
路面処理工
路面処理工の手順
堆積土の凹地を横切る
洗い越し
ヘアピンカーブのポイント
ヘアピンカーブのつくり方
排水
川沿いの道
路面の安定
作業道づくり-チェックリスト
索引
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「大橋慶三郎 - 道づくりのすべて」
大橋慶三郎 定価: 4,725 円
No.159 大橋慶三郎 道づくりと経営
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