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出版物

No.156 GISと地域の森林管理

林業改良普及双書

No.156 GISと地域の森林管理

本書では事例に学びながら、新しい森林管理、元気の出る森林経営のイメージを探る。

著者 松村直人 編著
定価 1,210円 (本体1,100円)
ISBN ISBN978-4-88138-177-9
体裁 新書判

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GIS(地理情報システム)が森林情報の管理手段として各地で導入されてきているが、技術革新で高解像度衛星リモートセンシングやGPSも統合化され、日々進化しつつある。
本書では森林管理にGIS等を使いこなす各地の取り組みと課題、可能性を紹介し、事例に学びながら、目指すべき新しい森林管理、元気の出る森林経営のイメージを探る。
 

主要目次

1編 森林情報の整備とGISの応用 〔松村直人〕

1 はじめに-「モバイルGISの時代」到来
2 森林管理をめぐる最近の話題
3 森林管理とGIS
4 森林GISの整備状況
5 これからの森林GISの課題

2編 都道府県レベルの森林GIS
1章 岐阜県の森林GISの取り組み〔長沼 隆〕

  1 岐阜県の森林GISの概要
 2 森林地理情報の収集・作成の取り組み
 3 森林地理情報の分析・活用の取り組み
 4 森林地理情報の公開・提供の取り組み
 5 岐阜県の森林GISのめざす姿

2章 島根県における森林GISに関する取り組み〔林 晋平〕

  1 森林GIS導入の流れと目的
 2 島根県の森林GISの概要
 3 島根県における森林GISの課題
 4 島根県森林GISの更新
 5 データ管理方法の見直し
 6 森林GIS運用の今後

3章 高知県におけるGISと地域の森林管理〔松尾文昭〕

  1 森林管理情報システムの構築
 2 森林管理情報システムの機能
 3 システムによる森林管理の現状
 4 今後のデータ整備と森林管理
おわりに

3編 現場レベルの森林GISの展開
1章 <秋田県>・雄勝地域における森林GISの現状と将来〔武田昭雄〕

  1 雄勝広域森林組合の概要と森林GISの導入
 2 森林GIの使用状況
 3 森林GISの課題と将来

2章 <三重県>鈴鹿森林組合における森林GISの導入と課題〔福島郁夫〕

  1 森林GISの導入
 2 鈴鹿森林組合の森林GISの概要
 3 鈴鹿森林組合の事業活動とGIS
 4 GPS使用上の利点と問題点
 5 GIS利用と今後の課題

3章 <広島県>三次地方における森林GISの取り組み〔新見文章〕

  1 三次地方の森林と森林組合
 2 森林GISを導入した経緯
 3 森林情報システム(GIS・GPS)の選定から導入まで
 4 森林情報システムの活用状況
 5 森林情報システムの課題
 6 これからのGIS

4章 <徳島県>(株)ウッドピアの森林GISへの取り組み〔谷内雅昭〕

  1 木屋平の森林管理
 2 森林管理は「山の境界を知る」ことから
 3 境界設定のすすめ方
 4 測量地図をもとに森林資源調査
 5 長期受託契約と境界設定
 6 今後の展開

4編 GISを利用した生態系管理への展望
1章 神奈川県丹沢大山地域での生態系管理の取り組み〔吉田剛司・笹川裕史・山根正伸〕

  1 丹沢大山総合調査の概要
 2 幅広い連携と情報収集
 3 総合調査の結果と自然再生に向けて

2章 九州地方におけるニホンジカ対策とGIS〔近藤洋史・池田浩一・小泉 透〕

  1 ニホンジカ被害の現状
 2 GIS利用の対象地と使用データ
 3 結果と考察-生息分布を視覚的に把握
 4 おわりに

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