【笹野一規さんが2014年11月末に逝去されました。ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします】
現場で使える工夫やコツやヒント、心に残るもの満載です。
奈良県黒滝村森林組合で働く現場人、梶谷哲也が「その道のプロ」の仕事現場へ。現場人の目線で、伐倒名人、特殊伐採人、チェーンソーメンテナンス達人、林業家、研ぎ名人たちのワザ、ノウハウ、道具扱いのツボを徹底的に掘り下げて取材し描きだした1冊です。
自分の仕事と生き方に確固とした「流儀」を持っている達人たちの魅力がつまっています。
本文中に下記の誤りがありました。訂正いたしますとともに、お詫び申し上げます。
正誤表
p60
(誤):(右)藤原祥雄(ふじわら よしお)さん
(左)入江努(いりえ つとむ)さん
(正):(左)藤原祥雄(ふじわら よしお)さん
(右)入江努(いりえ つとむ)さん
p95 上段
(誤):(左から)ディスクグラインダ、ベルトサンダー、デンキルーター、マイクロディスクグラインダ
(正):(右から)ディスクグラインダ、ベルトサンダー、デンキルーター、マイクロディスクグラインダ
1974年 東京都生まれ
大学卒業後、Iターン就職という形で奈良県黒滝村森林組合に現場作業員として入り2014年で16年目になる。現場では主に育林作業に従事し、樹上に登っての特殊伐採も行う。2003年には間伐材を有効利用できないかという発想からチェーンソーカービングを始め、現在は吉野チェンソーアートスクールにチーフインストラクターとして参加している。そのチェーンソーカービングや山仕事、身の回りの出来事をブログ「出来杉計画」(http://www.deki-sugi.com/)にまとめて250万アクセスを超える人気ブログとなっている。
◆正確な伐倒を極める伐倒名人・福本雅文さん
大径材伐倒名人
丈夫な道具
大径木の口はきれいに
「伐倒に全責任を持つ」
◆吉野林業の神髄「徹底的な工夫」にこだわる林業家・吉村健次郎さん
3番玉まで出材
大径材づくり
スギとヒノキの混植
親方と仕事師の信頼関係
単価を上げる工夫
後継者に伝えていること
◆特殊伐採技術を追求する起業チーム・アーバンフォレストリー
特殊伐採の現場
木に登り、切った枝を流す
トップカット
幹下ろし
経験は当てにしないこと
◆チェーンソーアートと林業、両立の達人-ストイックな姿勢と精神力・児玉光さん
チェーンソーアートのこだわり
腐り材も魅力の素材
欠かせないパワーツール
壁にぶち当たったときは
心構え
◆機械メンテナンス情報のブログ発信者・笹野一規さん
人気ブログ
愛用のチェーンソー
基本的なメンテナンス
刈払機のメンテナンス
山仕事に対する考え
◆究極の切れ味を追求する鋸名人・長津勝一さん
長津さんの仕事場を訪ねる
鋸(ノコ)を研ぐ
欠かせない道具
鋸研ぎ
窓の付いた長勝鋸
滑るように動く鋸
ソーチェーンを研ぐ
チェーンソーのカッター(刃)の理想の形
カッターの消耗具合に合わせてヤスリのサイズ
カッターの種類とヤスリの関係
◆研究編
チェーンソーはどこで買う?-充実サービスの林業機械販売店か、価格の安いインターネット通販か・大町実さん
ネット通販全盛の時代
アフターサービス
並行輸入をどう考える
修理サービス