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森がくれる心とからだ  癒されるとき、生きるとき

単行本森と親しむ本・森の魅力を伝える本

森がくれる心とからだ 癒されるとき、生きるとき

文芸書の味わいでやさしく読めるソフトなノンフィクション。元気になれる一冊です。

著者 浜田久美子
定価 1,760円 (本体1,600円)
ISBN ISBN4-88138-117-2
体裁 四六判 261頁

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■本書の内容 心とからだの健康、森の環境
森や樹木との出会い、ふれあいは私たちが思っているよりもっと深いところで心とからだの健康に関わっているのではないでしょうか。森に癒され、森と出会うことで生きる力とよろこびを見つけた人々の声を紹介しながら、著者が森の力を探索します。
心とからだ、そして生きる力を森がどのようにくれるのかが紹介されています。

■本書にはこんなエピソードが盛り込まれています
なんとなく疲れている自分を知り、木との出会いで楽しむ気持ちや生きる力を取り戻した女性。
健康維持や成人病の治療に森を活用する森林療法。難病治療の合間に出かけた森で知った心のやすらぎ。
森で感情を爆発させながらたくましく遊ぶ子どもたちが集う森の幼稚園。
学校に木を植え、森をつくる子どもたちの創造力。
樹に登るツリークライミングの心解き放つ楽しさと少年が育む夢。
著者自身、自分でも理由がわからないままキャリアを積み上げた仕事がどうしてもできない“登校拒否”にあったとき、木と出会い、生かされた経験をもっています。
文芸書の味わいでやさしく読めるソフトなノンフィクション。元気になれる一冊です。

■読者からの反響続々! 
 新刊紹介に「元気になれる1冊」とあり、なんとなく疲れている自分を癒してもらえないかなあと…、浜田久美子さんの表題著書を購入。あっという間に読み終えてしまいました。特に「とにかく森の中は理屈抜きに気持ちいいんです」というコメントが印象に残っています。(大阪府Oさん) 
  
 今までも結構身近かにあった森、でも特別気にもとめませんでした。でも、この本を読んで森ってすばらしいと改めて実感しました。疲れたり、イヤなことがあったらこの本の登場人物たちのように癒してもらうため森に出かけようと思います。(長野県Aさん) 
  
 森との新しいおつき合いができる本です。(栃木県Aさん) 
  
 森に癒されるってどんな感じだろう。実際に森にでかければきっと体験できんだろう。森に出かけて実体験したときこの本のすばらしさがわかると思います。(栃木県Tさん) 
  
 この本に癒されました。(東京都Kさん)
 

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著者プロフィール

浜田久美子

浜田久美子(はまだ・くみこ) 早稲田大学第一文学部心理学科卒業後精神科カウンセラー勤務。横浜国立大学大学院でさらに勉強を進めるうちに転機となる木と森と出会う。メンタルな部分から木と森に近づき、山仕事という身体的関わりに行きつく。以後森と木をテーマにしたライターとなる。人と森、両方の再生に資するもの、として山仕事を見ている。素人が山仕事を学ぶ講座“愉快な山仕事”を主宰する。日々の森や木とのつきあいを模索する中、東京と長野との二住生活を始めた。木をふんだんに使い参加しながら作った家に住み、チェーンソー持参で近くの森を手入し、ストーブ用の薪割りを楽しむなど、森とつながるくらしを実践している。
著書に『スウェーデン 森と暮らす 木と森にかこまれた豊かな日々』(全国林業改良普及協会)がある。

主要目次

序章 からだと木 いのちのリズム

  からだと木 
 木に身を寄せて
 いのちのリズム
 「頭より、からだの方が賢い」
 木の疎外と人の疎外 
 森が置かれている状況
 「自分たちとよく似ている」

第一章 自然をとりこめるからだ 

 滞在型保養施設『やすらぎの里』
 「なんだか不調」を西洋医学が治せる?
 「人間は自然の一部」
 自分の中にある自然を知る場
 食事療法と断食
 女性ゲストが圧倒的に多い
 鎮める森とエネルギーを満たす海
 からだのサインに素直で敏感
 森や木の快適さの科学
 「自己嫌悪ばかり」の過去
 海が見える露天風呂
 「なんだか疲れている」
 「自然が効く」ことを知っていたら…
 動き出すものに素直に従おう

第二章 森林療法―処方される森

 「マニュアルよりも自分の感覚を大事に」
 ドイツのクナイプ療法
 地形を活かした森林内のウォーキング
 クナイプ療法が地域の産業
 森林療法の研究者・上原巌さん
 人医療として―森はからだのリハビリに
 心理的保養効果―カウンセリング空間としての森
 障害者療育として
 対人コミュニケーションに変化が
 全身感覚のリハビリ作用
 やらなければならないこと

第三章 再生の場

 病院のロビーで
 豊かな雑木林
 閉じこめられる感じが森では解放される
 感情が安定する
 若い患者さんを森の治療に連れ出す意味
 「森の幼稚園」で養われるコミュニケーション能力
 幼いころからの執拗なイジメ
 なぜ昔の人はイジメの中で健全にやっていけたのか?
 自然への感受性を作動する回路
 五感に働きかける森の刺激はやさしい

第四章 すべてがある世界

 検査、治療、森にでかける日々
 救命救急医のストレス
 地域医療
 死にゆく人とともにいること
 「あれを伐ろう」
 自分の感情、感覚がわからない

第五章 彫りこまれる感情―森の幼稚園1 「青空保育なかよし会」

 自分たちに森が必要だという自覚
 谷戸の森
  今泣いたカラスがもう笑った
 「思いっきり泣くのもいいのよ」
  お弁当と着替え
 「いただきまーす」
  感情を放出させながら…

第六章 試されるおとな―森の幼稚園2   社会力

 人に接近したい気持ち
 四歳児と五歳児のクラス
 子どもたちには自然を体験させたい
 泣き、ののしりあい、そしてまたあそぶ復元力
 ストレス病がないバリ島
 からだを鍛えることがこころを養う
 野山のあそびを日々のものとして

第七章 どこでも森

 木と森の実感のもてる機会
「まちだからこそ森をつくろう」
 問題を発見し、自分で考え、解いていく
 いのちがつながる
 子どもたちとつくった二〇〇坪の森
「森のお誕生会をしたい」
 樹の名前とか理屈ではなく
 「子どもと森に入って時間をすごしてごらん」
 森づくりの総合プロデューサー

第八章 森でそだつ夢

 誰でもできるツリークライミング
 視点を変える経験
 「木と友達になってくださいねー」
 「人の夢を応援してごらん」
 傷ついた子ども時代と修復のプロセス
 みんなで森に貯金を
 木の上でおしゃべり
 「また木登りしてきたよお!」

第九章 山仕事という祭り

 「山が、木が喜んでいる」
 山仕事を学ぶ楽しさ、からだを使う充実感
 “愉快な山仕事”講座
 イギリスのBTCV
 「お金をいただく山仕事講座」
 「おとなの林間学校」
 森のいのちを手伝う感覚
 お祭りに似ている
 山仕事には「聖なるもの」がある

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