月刊 「林業新知識」

林業新知識　2010年7月号

「がばい母ちゃん 山の誇りを伝える」佐賀市婦人林業研究会（佐賀県）

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特別レポート

「がばい母ちゃん 山の誇りを伝える」…1
佐賀市婦人林業研究会（佐賀県）

佐賀市婦人林研のメンバーが、林家の戸別訪問をはじめて２年が経った。副会長の立石千代子さんは、「なんちゃない（なんともない）」と、２年目を終えた感想を、ちょっと誇らしげに答えてくれた。でも、初年度は違った。
　西要子会長から「間伐につながるような、戸別訪問でのアンケート調査をしたい」と提案されたとき、正直「嫌やったー」と言う。役員会でも消極的な意見が出されたが、西会長の「地球温暖化や、CO2削減の問題が遠い話ではなく、間伐促進という、自分たちにできることとして目の前に示されているのに、それをやり過ごすことはできない」という熱意に押された・・・

グループで実践　山の幸栽培

「乾シイタケ」…6
神郷きのこ生産組合(岡山県)

山のよろず講座 

「月５万も可能　手取りを生む自伐術3　高く売る造材のコツ」…8
菊池俊一郎さん（愛媛県）

みなさんは、木材をどこに出荷していますか。あるいは、どこに出荷する予定ですか。たいていの場合、近くにある木材市場（原木市場）のことと思います。
　木材の価格（材価）は通常、樹種や太さ、長さごとに１立米あたりの価格（単価）で表されますから、出荷した木材の量（材積）に単価を掛け合わせたものが売上となります。
　ですが、自分の山で数本の木を間伐する場合、○○立米と言われてもピンとこないのではないでしょうか。それよりも、この木は１本○○円という方が分かりやすくありませんか・・・

魅力再発見の樹木図鑑

「アカメガシワ」…10
文・川尻秀樹さん

道具入門　現場の技

「折れにくい向きがあった！
トビの柄の交換」…12
高岡幸夫さん（徳島県）

道具の柄が折れた場合、読者の皆さんはどうしますか。
柄を買ってきたり、店に頼むのではなく、
ご自身で柄を作って交換する方も多いと思います。
柄を付ける時に、それが市販の柄でも、自作の柄でも、
向きに注意することで、折れにくい柄になるそうです・・・

こちら林業普及指導員です…15

高知県　異業種からの新規参入林業事業体を育成

石川県　必要なときに必要なだけのレンタル機

お悩み相談室

「相続を機に山を手放そうか…」…17

山を継ぐ

「自分の山を後回しにしても」…18
山口芳夫さん一家（埼玉県）

埼玉県旧大滝村は、荒川の源流域。埼玉県の10分の１の面積を占める村土を誇った村。田圃がない奥深い山間地であり、日本屈指の森林率も誇っていた。ただ人工林率は高くなく、天然林に恵まれていた。この大滝村、平成17年に秩父市に合併し、歴史に終止符を打った。
　村を抜ける街道は秩父往還。甲州裏街道でもあり、歴史を誇る三峯講の道でもあった。山口芳夫さん家族は、この街道沿いに居を構えた代々の名主の家系。一族そろって大きな林業家である・・・・

効果を上げる獣害防除

「防護柵の補修 強弱を付けて工夫する」…20

前回の話をもとに柵を点検された方がいたら、破損個所が多くて落胆されたかもしれません。しかし、それでもある程度の効果があるのですから、侵入の可能性の高いところから補修してゆけば、より高い効果が期待できます。
　侵入の可能性が最も高いのは、下あきや浮きですので、そこをきちんと処理することが重要です。侵入されていない場合は、簡単な補修で効果があります・・・・

読者コーナー…22

木材市況・全林協からのお知らせ…24

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