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HOME > 出版物 > [雑誌] 月刊 「現代林業」 > 「現代林業 2009年8月号」
特集 自伐林家のすすめ
著者 | 全国林業改良普及協会 |
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定価 | 5,700(年間購読料/送料込み)円 |
ISBN | --- |
体裁 | A5判 80頁 |
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特集1 なぜ、今自伐林家に注目するのか/編集部
昭和50年代はまだ材価も高く、自伐林家と言えば、地域の篤林家をさすイメージがありました。家業として良い山づくりを受け継ぎ、良い山づくりを通じて、素材生産を主力に自ら造林・育林から伐採・搬出まで手がけてきた正当派林業家です。
これに対し、最近の自伐林家像はややスタイルが変わってきたと編集部では捉えています。もちろん自伐林家ですから、間伐や主伐で自ら伐採して木材を搬出する森林所有者ということには変わりません。しかし、自伐林家として、経営目的や山づくりの方針が多様になってきたと言えると思います・・・
特集2 酒井秀夫教授インタビュー・これからの自伐林家の可能性と山づくり
東京大学大学院森林利用学研究室教授 酒井秀夫
――最近の自伐林家傾向について、どのように評価されていますか。
従来、自伐林家の方は優良材生産には熱心でしたが、材を売ることに関しては原木市場に出すところまでぐらいしか関わらない方が多かったのではないかと思います。ところが最近の若手を中心とした自伐林家の事例をみてみますと、所有山林からの林産物を自らが売ることに意識を傾けている方も目立ってきています。たとえば、広島県の自伐林家である安田孝さんの取り組みはまさにその象徴だと思います・・・
特集3 自伐林家を手本にした森林NPOの取り組み
NPO法人土佐の森・救援隊 事務局長 中嶋健造
我々のNPOは自伐林家の方が立ち上げたNPOである。自伐林家の方が実践する森づくりや経営手法、また文化的側面や地域における役割等まで含めた自伐林家的な森業に着目し活動を展開している。かつてはあたり前だった「自分の山は自分で管理する」「自分ひとりで管理できなければ寄り合い(協働・地域コミュニティ力)で助け合う」ということを提唱し、農山村住民はもちろんのこと都市部の住民など幅広く呼びかけて、森林ボランティア・団塊世代のセカンドワーク・若年層のアルバイト、さらには農家やサラリーマン等の副業となるようなシステムを構築し、成功事例づくりに邁進している・・・・
キリシタン大名の知恵
戦国の世に生まれた農業用水技術 ヨハネ堰(寿庵堰)
木材の良さをアピールする
コクヨの「エコライブオフィス」を訪ねて
林業経営の改善点
ごく一般的な経営の話をしたいと思います。これに照らして林業はどうかを考えてみることにします。
経営するにあたっては儲けがなければいけません。儲け、利益とは、利益=収入(売上)-支出(仕入れ、経費)と単純、不変です。これをプラスにする、あるいは、最大にすることが経営です。なお、「粗利率=(売上-仕入)÷売上×100」で分析することもあります。支出を減らしても、同時に売上げが減れば、利益も減ります・・・
森林と水質
大規模製材工場と中小規模の製材工場は共存できる
近年の大規模製材工場の進出にあたり、既存の中小規模の製材工場を中心に、進出に反対する声が起こることがあります。
私は、ある地域の新生産システムのコンサルタントを努めています。幸いにして、私が担当する地域では、大きな問題にはなっていませんが、原木の入手が困難になるという理由から、必ずしも歓迎されていないのが偽りのないところでしょう。
しかし、山側から見れば、製材工場間の競争が起こり、原木価格が少しでも上昇するのであれば、それは歓迎すべきことです。かと言って、資本力の強い大規模工場の寡占状態が出現してしまえば、当然のことながら原木が安く買い叩かれる恐れがあります。したがって、山側から見れば、合板等も含めて、多種多様な加工工場が地域に存在し、売り先を選ぶことができる状態が最も望ましいということになります・・・
自ら学ぶ力を伸ばす
やり方次第で山は生きることを伝え、所有者の意識を変えていく
京都市森林組合の提案型集約化施業実施に向けた取り組み
施業現場における実行予算をどのように組み立てていくか
ある事業体において、とある施業地の見積りが、下記の表のようになったとします。ここではあくまでも概数で示します。面積は1ヘクタールです。施業内容は、100mの作業道開設と、劣勢木中心の搬出間伐(間伐率30%)です。林産班は4名で、使用する機械は、道づくり=バックホー、伐倒=チェンソー、造材=プロセッサ、集材(搬出)=フォワーダ(グラップル付き)、土場整理=グラップルです・・・
登記簿上、既に他界している祖父の名義になっている山林全てを相続して山林経営を続けていきたいのですが、そのようにできるでしょうか?
新見市森林組合「技術訓練施設」(岡山県新見市)
親から子へ、子から孫へ繋ぐ「次世代の森林資源」
森づくりの基本は「適地適木」
事務屋の上司に上手く説明ができません
今井戸母子さん (株)山共(岐阜県)
表紙/岩渕光則
フォト/伊藤 求