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特別レポート 「地域の課題に即応!林研の存在感、高まる。」
平成20年度全国林業グループコンクール 全林研50周年記念式典
著者 | 全国林業改良普及協会 |
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定価 | 3,560(年間購読料/送料込み)円 |
ISBN | --- |
体裁 | B5判 24頁 |
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「平成20年度全国林業グループコンクール」が2月18日に、東京都内で開催され、地区予選で選ばれた6グループが日頃の活動を発表しました。例年にも増して「甲乙つけがたい」(箕輪光博審査委員長)発表となり、地域林家への施業意欲喚起など、地域への波及効果を導く活動は、林研グループが地域林業の核として存在感を高めている様子がうかがえました。また同日、「全国林業研究グループ連絡協議会創立50周年記念式典」も開催されました。それらの模様をお伝えします・・・
河北郡林業研究会(石川県)
「困難からの出発“岳人の森”」
山田勲さん・幸代さん(徳島県)
岳人の森”の37年の歴史を、山田夫妻と共に歩んだシャクナゲは、今や3000本の大群落となり、5月上旬の花の時期には、その花言葉のとおり新緑の森に荘厳な美しさをたたえる。また、ゆっくり周遊して1時間ほどの園内には、ほかにもエゴノキ、ヒメシャラ、オンツツジ、オオヤマレンゲなど深山ならではの花木や、ヒメシャガ、ベニバナシャクヤク、クリンソウ、スズカケソウなど絶滅危惧種も含めた希少な山野草が、季節を前後して咲き乱れる。「まだ行ったことはないけれど、ここは天国みたいねえ」そんな感嘆の声をあげた人もいるという・・・・
今日も元気に「茶炭の里」づくり(福島県)
森林組合と素材生産業者 協働で山主に利益還元(岩手県)
「伐倒の補助具 プラロック」
梶谷哲也さん(奈良県)
「吉野では一般的な道具ですよ」と話す梶谷哲也さんが手にするのは、「プラロック」と呼ばれるロープけん引具。1t引きと2t引きがあり、ワイヤーではなくロープを直に引く。重さは2~3㎏程度とチルホールに比べ軽く、取り回しも楽だ。伐倒方向の規制や、厄介なかかり木の処理など、プラロックの出番は多い。価格は2万5000円程度で、梶谷さんの勤める森林組合(黒滝村森林組合)の備品になっている。同僚の皆さんも常用しているとのこと・・・
「ゾーニングの英知が根づく」
神宮宮域林(きゅういきりん)(三重県)
集約化施業を地元で進めてほしいが・・・
「『仕事をしない』仕事っぷり」
菊池俊文さん一家(愛媛県)
愛媛県西予市、旧三瓶町。複雑に入り組む海岸を離れると、驚くほど急峻に山はせり上がり、まるで深山の様相を呈している。その山肌をうねうねと登ると、南に向いた斜面にへばりつくように和泉集落があらわれる。
ここに暮らす菊池俊文さん一家は、俊文さんと長男の俊一郎さんを中心にした、総勢7名の農林家である。低コストで補助金に頼らない菊池さんの林業は、すでに小誌上で紹介されている(2006年3月号)。苗作りから伐採搬出、作業道づくりまで、自力施業を核に、コスト意識を打ち出した施業が、菊池さんの林業。確実に利益を上げる仕事は、多くの林家を刺激するものである・・・・
実際の現場(2)民家の大カヤ剪定
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