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林業新知識 2008年11月号

雑誌月刊 「林業新知識」

林業新知識 2008年11月号

技芸の風 「造林とは品種で描くデザイン」栗屋克範さん(熊本県)

著者 全国林業改良普及協会
定価 3,560(年間購読料/送料込み)円
ISBN ---
体裁 B5判 24頁

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主要目次

2 技芸の風

「造林とは品種で描くデザイン」
栗屋克範さん(熊本県)

 林家の12代目となる栗屋克範さん(56歳/県指導林家)。林齢5年生から95年生までの約40haを所有。非皆伐長伐期施業を目標として、大径材優良品種のナンゴウヒ(挿し木ヒノキ)とメアサ(スギ)を中心に、3~4種類の品種で群状混植を実施。各林分で、間伐を繰り返すことで持続的な林業経営を可能にしている。平成19年度「森の名手・名人100人(造林部門)」。平成19年度全国育樹活動コンクール(個人の部)農林水産大臣賞受賞。

6 WeLoveForest!林業研究グループ

北空知森林組合緑友会(北海道)

8 彩る・楽しむ 山のデザイン実践講座

山で遊び、山を伝える
辰巳浩一さん(北海道富良野市)

 辰巳浩一さん(56歳)が経営するコーヒーショップ「山遊山」の周囲にはカラマツを主体とする17haの所有林が広がる。天然林ではミズナラが目立ち、近年ではシイタケ原木を生産している。昨年は90㎝の原木600本を森林組合に販売した。
 その他、天然林にはホオノキ、ヤマグワ、ドロノキ、ヤマナラシ、シラカンバ、エゾヤマザクラ、イタヤカエデなどが育つ。下層には、落ちたドングリから伸びたミズナラの実生苗をはじめ、エゾヤマザクラ、ホオノキなどの若木がいたる所で見られる・・・

10 こちら林業普及指導員です

木材生産は人材育成から(長崎県)
子どもたちに地域材と触れ合える環境を(福島県)

11 拝見!七つ道具

携帯できる刈刃の目立て台
八木周二さん(群馬県) 
写真・塚本哲

 下仁田町森林組合で作業班長を務めている八木周二さんは以前、東京で放送機器のエンジニアをしていた。残業時間が月に200時間に及ぶなど、生活に閉そく感を感じていた中、書店でログハウスの本がふと目に止まった。
 「ログハウスに住みたい」。そう思った瞬間、前職への未練が消えた。ログハウスを建てる勉強も兼ねて木に関する仕事を探し、県内の森林組合へ転職。現場作業と木炭生産に従事していた間に・・

14 藤森隆郎が訪ねる新たな森林管理の現場

新たな森林管理の現場
「気持ちよく、楽しく。森林セラピー(R)事業プログラム」
株式会社北都(北海道)

 北海道釧路市の株式会社北都は、国有林を主に森林整備や素材生産を行っている民間林業事業体(社員11名)。自然度の高い林(山﨑山林・社長の山﨑正明さんの所有林)をフィールドに「森林セラピー基地」(※)の認定を受け、多くの人を受け入れてさまざまなツアープログラムを展開、森林施業・管理も含め、森林の保健文化的利用面でのソフト事業に取り組んでいる・・

17 ご提案します 森林施業プランナー 

大西大輔さん(松阪飯南森林組合/三重県)

18 キラリ!山で働く女性たち11

森山和子さん(新潟県) 文・古賀菜穂子

19 山の資産管理術11

山を所有する喜び 文・広田史子

20 読者コーナー
21 切り抜きニュース・木材市況
22 表紙の人

「林研活動に育てられた」
石田昌男さん(京都府)
 絵と文・長野亮之介 

 シシ除けのフェンスに囲まれた5反ほどの山に育つスギは、石田さんが20年くらい前に植えたもの。枝は綺麗に打ってあるのに林内が薄暗いのには理由がある。「床柱用に育てている天然シボなので、基本的には間伐をしないんです」。肥大成長を抑え、緻密な年輪を重ねるためだ。挿し木苗から育て、植栽本数も一町歩当たり4000~5000本と密に植える。「若い頃に勉強した林業教室で天シボに夢を持ち、さらに川端康成の小説『古都』に登場する北山スギに憧れたのが私の山作りの原動力。継続できたのは、周りの人に助けられたからです」と石田さん・・・

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