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森林ボランティア向けに、雑木林の手入れ、利用、安全、道具、広報活動のやり方をわかりやすくまとめました。雑木林活動に必要な森の調べ方、手入れの方法はもちろん、さまざまな利用のアイデア、安全管理の知識、道具、広報活動、研修活動などについてまとめました。グループの活動をつなげ、ネットワークの力で、地域の活動へと広げていく方法にもふれました。
新しい時代の、人と人、森と人がつながる新時代の森林文化活動に必携のガイドブックです。森づくりのアイデアいっぱいです
森林ボランティア、市民活動で、仲間、家族みんなで雑木林を手入れし、地域のシンボルにしませんか。自然観察、野外料理、クラフト、レクリエーション、音楽、セラピー、健康づくり、環境教育活動など。雑木林はみんなのあつまるにぎやかな地域の"庭"のような存在です。みんなで"庭"を手入れし、いろいろな活動フィールドとして雑木林を楽しみましょう。
(中川重年 監修)
好評の『森づくりワークブック』シリーズ 人工林編
1946年、広島県生まれ。現在、神奈川県自然環境保全センター研究部専門研究員。専攻は、植生、広葉樹の立地と造林に関する研究。現在注目の研究テーマは、林業を中心とした人間と自然のかかわりについての調査、広葉樹林の整備指針・保全活動についてなど。休日は、雑木林の再生・保存活動や、間伐材(根曲がり材)利用のアルプホルンの製作・演奏、野外料理などにあそぶ。自他ともに認める「オランウータン(森の人)」である。
第一章 森づくりの基礎
里山の雑木林 雑木林が生まれた背景/雑木林の見方/伐採して再生するしくみ/
手入れされない雑木林の姿/かつての雑木林管理の流れ/
雑木林の樹木の例/雑木林を元気にするしくみ/雑木林の生物たち/
雑木林の生物多様性/作業のたのしさ/地元とのきずなづくり/
森林の所有者/活動フィールドの見つけ方/
活動フィールド探しのチェックポイント/環境に配慮する場所
第二章 みんなでつくろう、雑木林の管理プラン
管理プランづくりのすすめ方/プロが提案する林づくりの方向/林を調査しよう/
ワークショップでプランづくり―どんな森を目指すのか、夢を語ろう/
雑木林管理のモデルプラン例/管理マニュアルCDをつくろう/
多彩な活動―市民グループの活動事例
第三章 森づくりワーク
林をしらべる/草、かん木を切る―下刈り/ササの管理/つる切り/
もやかき/落ち葉かき/竹林の管理/間伐と枝打ち/苗木をつくる/
木を伐る/丸太をつくる/間伐材を積んでおく/切った木・タケを運ぶ/
落ち葉、チップを運ぶ/薪をつくる/チップをつくる/タケの利用方法/
シンボルの木/こんなものを残そう
第四章 雑木林を楽しむ活動いろいろ
森であそぶ/森の料理/森の癒し・森のアート
第五章 快適、安全な活動のために
山での基本動作―背中や腰を痛めない姿勢を/
子どもといっしょに活動するときの注意点/
作業量の目安/休憩場所とトイレ/
雑木林の広報活動―ネットワークと仲間づくりに向けて/
雑木林の教育活動/雑木林グループ活動のリスク管理/
基本的手道具/雑木林活動を楽しむツールをつくろう