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現代林業 2019年11月号
付加価値と生産性増大の林業生産 経営飛躍へ 世界水準の林業機械運用方法
著者 | 全国林業改良普及協会 編 |
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定価 | 5,976(年間購読料/税・送料込み)円 |
ISBN | --- |
体裁 | A5判 80頁 |
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現代林業11目次
特集 付加価値と生産性増大の林業生産
経営飛躍へ 世界水準の林業機械運用方法
●暮らしに近い森に潜む危険回避┃危険木、支障木の除去対策
●事例に見る里山「暮らしに近い森」の防災対策
●特殊伐採技術をもつ人材を育成
経営のイノベーションに向けた取り組みを現場レベルで考えるとき、ひとつの手がかりが林業機械化のステージアップです。すなわち、生産工程の効率アップ及び伐木等の安全確保に大きく貢献してきた高性能林業機械導入ですが、機械化で経営を飛躍させるための次なる取り組みです。
◆フォト・レポート ・・・・1
進む高層建築木造化
軽量化工法で工期短縮、人手不足解消を
木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・・・・・28
共存共栄はお題目ではない
市場の確保こそ目的であるべき
お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・30
道産カンバ類の高付加価値用途への技術開発
北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場性能部 秋津裕志
シラカンバ、ダケカンバから、内装材や家具などの高価値な用途に利用できる材料を製造する技術開発の研究成果について、北海道立総合研究機構林産試験場の秋津裕志さんに紹介して頂きます。
佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆高知県四万十市編(後編)・・・34
自伐型林業 自立・持続への進化を探って
小規模経営スタイルを伸ばす支援方法とは
顧客である山主さんの信頼を獲得し、経営を持続できる自伐型林業。そこに求められる技術は「施業ができる」レベルではなく、「利益を継続できる」水準です。加えて、自らの商品(技術サービス等)、材の営業販売、資金管理、投資(山林取得等)、地域人脈づくりなどを体系づけて実践できる経営者能力も求められます。
世界の林道から考える その役割と技術体系、管理手法◆酒井秀夫・・・46
第11回 林道の水処理〈3〉┃簡易な横断排水、分散排水
日本では、林業専用道作設指針では、側溝は必ずしも設けなくてよいとされていますが、そのかわり適宜横断排水しなければなりません。林業専用道にゴム板排水が採用されている事例がありますが、運材トラックが繰り返し走行すると、ゴムが傷んだり、ゴム板が移動して隙間ができたりします。湧水部などでは側溝を設け、側溝と横断排水施設を効果的に組み合わせる工夫が必要です。
林研グループが応援します!◆鳥取県/若桜町林業研究会・・・・・52
登山で森林学習
普及員実践日誌◆和歌山県 松島洋介・・・・・・・・・・・54
異業種連携による素材生産・流通の改革に向けた取り組み
レポート◆「森HACK」イノベーション創造の場としての林業ハッカソン・・・58
喜多耕一
北海道では「北海道第一次産業ハッカソン」というボランティア団体の主催で、「林業×ITハッカソン」が開催されています。今年で5年目になり、ここまで続いている林業ハッカソンも全国では少なくなりました。
チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68
第78回
為すべきことはおろそかにしないことが最善の近道
大泉雅人
ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・72
第25回 丹羽健司さんの「任せる」力┃自主的に学ぼうとする意欲を育む
法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・76
樹木採取権制度(国有林野管理経営法の改正)について
鈴木慎太郎
●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶◆井上日呂登・・・・・9
飛騨の修羅運材
●わがまち木造自慢
県営奥卯辰山のぼのぼ交流館とんぼテラス 石川県金沢市・・・・・51
●読者のお悩み相談・・・・・・・・74
自伐型林業で定住する若者の仕事環境を支援したいのですが、そのポイントについて教えてください。
岡橋清隆
●表紙の人 守本沙織さん 鳥取県東部森林組合
表紙●岩渕光則
フォト●(株)大林組、三菱地所(株)、(株)竹中工務店、松尾建設(株)、高橋設計