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現代林業 2018年8月号
復興・林業再生に学ぶ-いま普及の力を活かそう
著者 | 全国林業改良普及協会 編 |
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定価 | 5,850(年間購読料/税・送料込み)円 |
ISBN | --- |
体裁 | A5判 80頁 |
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現代林業8月号 目次
特集 復興・林業再生に学ぶ―いま普及の力を活かそう
日本は、生産力の高い生態系という恵みに満ちた国と言えますが、一方で自然の猛威とも共存しなければならない宿命も抱えています。さまざまな自然災害に遭う可能性を私たち日本人には避けては通れません。・・・主役は地域の人々です。事業の再興や起業といった経済活動、地域づくりなど。そうした事例には人々の心を支援し、個々をまとめて大きな力にする活動、すなわち普及の役割を見ることができます。
特集1 復興・林業再生から学ぶ普及の力とは 編集部
情報は学びの土台です。さまざまな情報が散在していたり、断片的な情報しか得られない場合、切実に情報を求める側にとって疑問や不安がなかなか解消しずらいものです。そんな場合の対応方法を事例から見てみます。
特集2 さまざまな地域活動から 学ぶ、伝える、ふれあう
事例1 山と生きる 南三陸と生きる―地域の木材を礎に復興
南三陸町山の会(宮城県)
事例2 新たな地域特産品づくり―ホンシメジに賭ける復興
福島県農林水産部林業振興課
事例3 子供たちに学び、ふれあいの場づくり
「くまもとげん木プロジェクト」
熊本県農林水産部森林局林業振興課 島松 香瑠
事例4 大学の総合力を活かし、息の長い復興支援を
九州大学
トラック掲載用グラップルローダの最新情報 吉田美佳
木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・34
「カッコいい山」をつくりたい
意志のこもった施業こそ大切
スギ丸太の穿孔性害虫の加害時期とその防除方法
鹿児島県森林技術総合センター 久保慎也
穿孔性害虫の被害を受けた丸太は安価で取引され、木材市況低迷の要因の一つにもなっています。そこで、山土場と原木市場において、スギ丸太を加害する穿孔性害虫の被害実態や防除対策等を提示し、被害を軽減するための調査・研究成果について、鹿児島県森林技術総合センターの久保慎也さんに紹介して頂きます。
佐藤宣子「自伐林業」探求の旅シリーズ◆宮城県気仙沼市編 (後編)・・・42
自伐型林業で地域エネルギー事業を推進③ 復興のシンボル 地域初エネルギー産業創造へ
林研グループが応援します!◆北海道/あしょろ岐志会・・・・・54
林業マンによる町おこし『ウッドキャンドルナイト』
美馬地域における新たな森林管理体制の構築
~森林所有者と林業事業体のマッチング~
レポートまる◆酒井秀夫・吉田美佳・・・・・・・・・60
ニュージーランドに見る安全作業へのチャレンジ
林業における労働災害ゼロは全世界の林業界の悲願です。ニュージーランドは、国土面積が日本の約3/4、森林率38.6%、人口約469万人で、年間伐採量は日本とほぼ同じ約3000万m3です。木材製品は乳製品や食肉に次いで輸出額が高く、林業はまさしく主要産業となっています。林業従事者の社会的ステータスも高いです。ニュージーランドでは、林業安全協議会(Forest Industry Safety Council、www.fisc.org.nz)の「いっしょにゼロをめざそう」のスローガンのもと、業界が一丸となって安全に取り組んでいます。
チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68
第63回 もっとやりがいと誇りを持てる職場となるために
成長産業化、事業領域拡大への取組
猪内二郎
ハートでつなぐ普及の原点 ナカシマアヤの“その時現場が動いた!”・・・72
第11回 製材を知り、採材作業の根拠を得る
法律・税務・制度相談室・・・・・・・・・・・・・76
共有山林(8人名義)を7人名義に登録変更する方法を教えて下さい。
鈴木慎太郎
●日本林業アーカイブス 伐木運材技術の記憶―木曽・飛騨編―・・・・9
陸揚げ
●わがまち木造自慢
小林市新庁舎(宮崎県小林市)・・・53
●読者のお悩み相談・・・・・・・・72
地域に集落営林組織を設立して林業経営を推進させたいのですが。
後藤國利
●表紙の人 土田瑞恵さん、大西紗椰さん、岡島春萌さん、伊藤涼香さん 北村林業(株)(北海道)・・80
表紙●岩渕光則
フォト●吉田美佳