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特集 林地残材を集める仕組み―集荷システムと支援制度いろいろ
著者 | 全国林業改良普及協会 編 |
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定価 | 5,850(年間購読料/税・送料込み)円 |
ISBN | --- |
体裁 | A5判 80頁 |
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現代林業11月号目次
特集 林地残材を集める仕組み―集荷システムと支援制度いろいろ
特集1 酒井秀夫東京大学大学院教授に聞く
林地残材集荷システムの考え方を整理する
特集2 林地残材を集める仕組み ―軽トラでも立派な副収入に―
田内裕之/森と里の研究所代表 元森林総合研究所四国支所
我が国の主要なバイオマスエネルギーの資源量のうち、木質系バイオマスは重要な資源として位置づけられており、その多くを占めるのは、未利用樹木や伐採時に放棄される林地残材等である。バイオマスエネルギー資源として林地残材の需要が高まり・・・
特集3 集荷支援制度①
市民参加型収集運搬システム
雲南市森林バイオマス推進事業・林地残材活用推進事業
雲南市産業振興部農林振興課(島根県)
雲南市は、平成16年に6町村が合併した市で、人口4万1927人(平成22年国勢調査)市総面積553.4㎢、その内約8割を森林が占める典型的な中山間地域であり、山間部に広がる谷合の集落に多くの市民が暮らしています。かつては、良質の砂鉄や豊かな森林資源の活用により「たたら製鉄」が盛んに行われており、稲作を代表とする地域の農畜産業と融合して豊かな里山集落を築いていた地域です。
特集4 集荷支援制度②
林地残材をゴミ処理場の助燃剤として購入
豊田市木質バイオマス活用促進事業
豊田市森林課(愛知県)
愛知県豊田市では、市民等が排出する可燃ごみを焼却する施設として豊田市渡刈クリーンセンター(以下「クリーンセンター」)を所有しています。平成19年3月に竣工したクリーンセンターは、1日当たり約400tの処理能力を有していて、焼却過程により生じる熱量で発電(約6800kW)を行うことで、その売電益を施設の運営経費に充てています。
特集5 360者登録のIT「真庭システム」
木質チップ由来証明から需給調整・精算を一元管理
岡山県農林水産部林政課
岡山県北部は、中国山地沿いに位置し、スギ・ヒノキ人工林を中心とした豊富な森林資源を背景に林業・木材産業が発達してきた地域で、現在も西日本有数の国産材加工拠点となっています。材質に優れたヒノキ材(都道府県別のヒノキ素材生産量は3年連続1位)と優れた製材技術を生かした「美作材」の産地として・・・
◆フォト・レポート ・・・・1
林地残材の収集―世界の機械・システム紹介①
システムの整理 酒井秀夫・吉田美佳
木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・52
バイオマス発電で木材流通が変わる
大型集荷仕分け拠点が出現
お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・54
森林環境明確化支援システムの開発
富山県農林水産総合技術センター森林研究所 小林裕之
植林からの長時間の経過や森林所有者の高齢化などにより、森林の所有界が不明確になり、集約的な施業や路網整備の妨げになってきています。これまで富山県森林研究所では、森林計画図やオルソ写真(空中写真のひずみを除去したもの)、林班,小班情報などを無料のGIS(地理情報システム)ソフトウェア用に整備し,関係機関に配布してきました(小林裕之2011)。
林研グループが応援します!◆大阪府/NPO法人森のプラットフォーム高槻・・・60
都市近郊林で取り組む森林整備活動と間伐材製品づくり
普及員実践日誌◆長野県 林業普及指導員 池上路浩・・・62
素材生産量倍増に向け生産計画や作業システムを改善
チャレンジする林業現場の課題を追って・・・・・・・・・・68
第30回 現場からの声(クレーム)をチャレンジ(失敗)して
―持続的循環型再生林業の時代のために
倉本拓郎
法律相談室◆北尾哲朗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74
護岸工事で境界線が間違っていたという理由で立木を伐採され納得がいきません。
●日本林業アーカイブス 森林鉄道の記憶―北海道編―
大径材を運ぶ蒸気機関車・・・9
●わがまち木造自慢
八頭町立郡家東保育所(鳥取県八頭町)・・・67
●読者のお悩み相談・・・・・・・・72
経営者としての木質バイオマス発電の見方、関わり方とは?
安田 孝
●読者プレゼント わが郷土の一品・・・・・・・・・79
木地師発祥地の伝統技術を受け継ぐ「栃の薄盆」滋賀県林業協会・・・79
●表紙の人 大迫千恵子さん 日光市森林組合(栃木県)・・80
表紙●岩渕光則 フォト●酒井秀夫・吉田美佳