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特集 酒井秀夫・東京大学大学院教授に聞く
架線系新時代へ システム林業での架線集材の位置付けとは 東京大学大学院教授 酒井秀夫
●架線集材の整理
●地域システムとして架線集材を活かす発想
●地域で技術者集団を育てる仕組み
路網開設、車両系システムによる生産性向上の取り組みはこれまでも全国で着実に進められてきました。一方、いま架線集材システムにも注目が集まっています。車両系では難しい地形条件、太くなる材への対処、小面積皆伐の最高など、架線に目が向けられる理由があるようです。本誌では、車両系か架線系かという二者択一の視点ではなく、地域システム林業の中で、今後、架線システムが果たせる役割を整理したいと考えます・・・・
◆フォト・レポート ・・・・1
酒井秀夫・東京大学大学院教授
木材トレンドを読み解く◆赤堀楠雄・・・30
建築用木材に求められる品質は?
作り手との共通理解が必要
お役に立ちます! 最新研究紹介・・・・・・・・・・・・・・・・34
強度な列状間伐実施後のスギ・ヒノキの成長
岡山県農林水産総合センター森林研究所 西山嘉寛
人工林の重要な保育作業の一つとして、間伐作業が挙げられます。その伐採方法は、従来型の定性間伐に加え、近年では、高性能林業機械の普及に伴い、列状間伐による大規模な施行事例が全国的に見られるようになりました・・・
酒井秀夫の林業生産技術の現場をたずねて・・・・・・・・・・・・・38
課題を発見する力、解決方法を整理する力を養う
第13回 金原明善の偉業を引き継ぐ持続可能な林業経営
丸太と製材を直結して、個人消費者の国産材ニーズを掘り起こす
金原治山治水財団(1)<静岡県>
明治時代の実業家で天竜川の治水事業や植林事業等を通じて、近代日本の発展に貢献したことで歴史的に有名な金原明善。この明善翁の壮大な植林事業により始まった金原家の山林経営は、現在、金原治山治水財団に引き継がれています。今回はその金原治山治水財団の理事長である金原利幸さんを訪ね、お話をうかがいました・・・・
試論・私はゾーニングをこう考える・・・・・・・・・・・・42
第7回 戦略ゾーニングの設定―林小班単位による各機能分析の総合化手法 田村悠旭
林研グループが応援します!◆山口県/田万川林業振興会・・・50
漁業関係者とも「森・川・海」のつながりを再認識!
普及員実践日誌◆愛媛県 林業普及指導員 松岡真悟・・・52
「山林登録」制度を新設 センター方式の集約化推進
チャレンジする林業現場の課題を追って 第15回 ・・・・58
自己完結型の森林経営を目指して 川又正人
連載小説 そこに、いつも森があった◆坪野克彦・・・・・・・・・・・62
第1話 資金繰りの結末
原口慎一郎は、苛立つ気持ちをそのままに、愛車のレクサスを時速120キロで、大阪に向かう高速道路を走らせていた。「来年の金曜日までに何とかしなければ・・・」そうつぶやきながら、ハンドルを強く握りしめた。原口は、2年半前の6月、生まれ故郷の山裾(やますそ)町にある、「山裾森林組合」の代表理事組合長に就任した・・・
レポート◆・・・・・・・・・・・・66
今、注目したい「木の駅」―地域ぐるみの普及活動
法律相談室◆北尾哲朗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70
一度与えた林地開発許可を撤回することができるのでしょうか。
●わがまち木造自慢
東村立保育所(沖縄県国頭郡東村)・・・67
●読者のお悩み相談・・・・・・・・70
所有山林の広葉樹資源をどのように扱っていけばよいでしょうか。 橋本光治
●日本林業アーカイブス 森林鉄道の記憶―九州編―トロッコ丸太検知・・・9
●わがまち木造自慢 武内公民館(佐賀県武雄市)・・・57
●読者のお悩み相談・・・・・・・・68
帰ってくる息子の山林経営の方針に納得がいきません。 橋本光治
●インフォメーション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・66
●ひろば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・74
●読者プレゼント わが郷土の一品 工房もしかしたら 木のあかり木製ランプシェード 愛知県森林協会・・・79
●表紙の人 猪野かおりさん 鈴木林業(静岡県)・・80