月刊 「林業新知識」

林業新知識　2011年3月号

特別レポート「高齢林マップで地域の価値を再発見」

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特別レポート

「高齢林マップで地域の価値を再発見」…1

南三陸町山の会（宮城県）

宮城県の沿岸北部にある南三陸町は、２００５年に志津川町と歌津町の合併により発足。林研グループ「南三陸町山の会」（以下、「山の会」）も、旧「志津川町山の会」から名称を変更し、旧歌津町の会員も加わって20名で活動を行っています。
「南三陸地域のスギは、色合いがきれいで、材質も素直。優良なスギの産地だと言われてきた地域です。また、林業の歴史は江戸時代から続き、高齢級の木も多く、この地域は・・・

グループで実践　山の幸栽培

「原木シイタケ」…6

牧園町椎茸振興会（鹿児島県）

山のよろず講座

「資格が取れるチェーンソー講習会にいってみませんか」…8

小田桐久一郎さん（青森県）

山主のみなさんは、誰に、どのように、安全なチェーンソー作業について教わったでしょうか。自己流の方もいるでしょうし、家族や知り合いから学んでいる方もいらっしゃると思います。
　そんな山主のみなさん、チェーンソー講習会に参加してみませんか。講習といっても、いろいろありますが、ぜひ一度は受講していただきたい講習を今回紹介します・・・

魅力再発見の樹木図鑑

「キブシ」…10

文・川尻秀樹

道具入門　現場の技

「チェーンソーの雪対策」…12

児玉光さん（北海道）

「伐倒すると（樹冠からの）落雪や木が倒れて上がる雪煙で、息も苦しいくらい。周囲が真っ白になって何も見えなくなるんです」。
児玉光さん（39歳）が働く北海道下川町は、時にはマイナス30℃にもなります。厳しく冷える日には、重機のエンジンがかからないこともあるそうです。そんな現場でも、チェーンソーは調子よく動きます。しかし、扱い方によっては不具合も起こるようです・・・

こちら林業普及指導員です…15

山梨県・三重県

お悩み相談室

「兼業林家の妻。自分の財布が欲しい…」…17

山を継ぐ

「山の歴史と伝統旧宅は林業資料館」…18

尾中鋼治さん一家（三重県）

「なすび伐り」。三重県熊野地域一帯に伝わる択伐方法である。畑のなすびは採れ頃のものから収穫する。同様に、その時々で必要な材を択伐してゆくことをこう呼んでいる。
　熊野市の内陸部に位置する、五郷町湯谷地区に暮らす林業家、昭和７年生まれの尾中鋼治さんは、昭和54年頃からこの択伐方法に戻り、先祖から受け継いだ山林を施業・管理してきた・・・

相続最前線その時あなたならどうする？…20

「跡を継ぐ決心をし京都北山林業で２年間修業」
文・小林温（兵庫県）

　母方の実家（小林家）に跡取りが無く、私が妻と両養子縁組で小林家に入籍したのは昭和5年、30歳の時でした。私の養子縁組の話はかなり以前からありましたが、実父の意向で私が成人して自己判断が十分出来るようになってから考えることになっておりました。
　大学を卒業後、私は会計事務所関係の会社に勤務し、28歳で結婚しておりました。子どものころによく可愛がってくれた祖父の面影と、実家の行く末を心配する実母の思いに動かされ、30歳の時に小林家の跡を継ぐ決心をしました・・・

読者コーナー…22

木材市況

全林協からのお知らせ…24 

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