1 開催趣旨
21世紀に持続可能な社会を構築していくためには、森林の整備と森林資源の循環 利用を推進していくことが重要である。
本年度は、いよいよ京都議定書の第1約束期間が始まり、低炭素社会の実現が世界的なテーマとなる中で、京都議定書に基づく森林吸収目標1300万炭素トンを達成していくため、330万ヘクタールの間伐の実施に向けて森林の整備・保全等の森林吸収源対策を加速化していくことが不可欠となってきている。
また、森林に対する国民の関心や期待は、地球温暖化防止の他、国土保全機能や水資源かん養機能はもとより、野外活動の場、自然環境の保全、木質資源の活用など、多様化・高度化してきている。
一方で、わが国の林業は、平成17年度から国産材の自給率が若干向上し、平成19年度には22.6%になるなど、かすかに明るい兆しが見られるものの、依然として、生産活動の場である山村では過疎化や高齢化の進行、林業就業者の減少が進行しており、極めて厳しい状況が続いている。
こうした中で、持続可能な森林経営を推進し、資源循環型社会の構築を目指して、林家の経営意欲を喚起しつつ、優れた林業技術により、健全な森林を管理していくためには、現場の最前線で活動している林業普及指導員及び林業普及指導事業の役割が一層重要性を増しているところであるが、その一方で、国・地方双方で行われている行財政改革の流れにも対応しなければならない状況にある。
このような状況を踏まえ、森林・林業・山村が直面している諸課題に取り組んでいく運動の展開と普及活動の充実、強化に資するため、研修大会を開催する。
2 主 催 社団法人 全国林業改良普及協会
全国林業普及指導職員協議会
全国林業研究グループ連絡協議会
3 後 援 林野庁
4 開催日時 平成20年11月27日(木)
13:00~15:30
5 開催場所 ホテル メトロポリタン エドモント
東京都千代田区飯田橋3-10-8
tel03-3237-1111
6 開催日程
12:30 受 付
13:00 開 会
開会のことば 全国林業研究グループ連絡協議会 副会長 田爪 弥栄
開会あいさつ 社団法人全国林業改良普及協会 会長 西場 信行
来賓あいさつ 国会議員
林野庁長官 内藤 邦男
14:00 特別講演
「 今こそ、先進国型林業への脱皮を図るとき 」(仮題) 講師: 梶山 恵司 氏 ((株)富士通総研 経済研究所 主任研究員)
15:15 大会宣言 全国林業普及指導職員協議会 会長 徳永 隆平
15:30 閉会
閉会のことば 全国林業研究グループ連絡協議会 会長 田中 惣次
15:30 解散
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