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2016年04月04日広報コンクール第50回(平成27年度)林業関係広報コンクール審査結果

 第50回林業関係広報コンクールにおいて、広報誌部門では「森林(もり)のたより」(岐阜県山林協会)が、ホームページ部門では「日本山岳会 高尾の森づくりの会」(日本山岳会 高尾の森づくりの会)が最優秀賞(林野庁長官賞)に選ばれました。 
 
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    広報誌部門 最優秀賞              ホームページ部門 最優秀賞
      森林(もり)のたより               日本山岳会 高尾の森づくりの会

 

 このコンクールは、一般社団法人全国林業改良普及協会の主催で、林野庁が後援、全国森林組合連合会が協賛して開かれました。
 
「森林のたより」は、トピックスが多く読みごたえのある広報誌です。全体構成を大きく2つに分け、前半は一般読者向け、後半は林業者向けとしていること、親しみやすいレイアウトであること、専門用語をできるだけ避け読みやすく工夫していること、毎月発行していることなどが高く評価されました。

「日本山岳会 高尾の森づくりの会」は、森林整備活動に参加したいという人に対して心配りされているホームページです。バスの時刻表や活動地域の天気予報のリンクを張るなど使い手の立場に立っています。また、情報量が多く、鳥類、植物の紹介コーナーといった関心を引くコンテンツが多いことなどが高く評価されました。
 
 今回の応募総数は広報誌部門が18点、ホームページ部門が10点でした。
 ご応募、誠にありがとうございました。

 

  ■広報誌部門  
 


広報誌名発行者

最優秀賞
森林のたより公益社団法人 岐阜県山林協会
優秀賞にいがた緑の百年物語

緑 -富山の林業- 
公益社団法人 にいがた緑の百年物語緑化推進委員会

富山県山林協会
奨励賞あきた森のシンフォニー

ニュースレター登米の森林から「お役立ち情報定期便」
あきた森づくり活動サポートセンター(秋田県)

森林・林業地域情報紙編集会議(宮城県)
  ※「森林のたより」「にいがた緑の百年物語」「あきた森のシンフォニー」「ニュースレター登米の森林から」の各広報誌は、インターネット上で公開されています。発行者のホームページにアクセスしてご覧下さい。


 ■ホームページ部門

 
ホームページ名
運営者
 最優秀賞 
日本山岳会 高尾の森づくりの会 日本山岳会 高尾の森づくりの会
優秀賞


間伐ボランティア札幌ウッディーズのページ

間伐ボランティア札幌ウッディーズ(北海道)

大阪府森林組合

奨励賞

公益財団法人 大阪みどりのトラスト協会のページ


とくしま林道ナビ


公益財団法人 大阪みどりのトラスト協会


徳島県森林整備課

 
 【講評】

以下の、審査員からのコメント、アドバイスを生かして、よりよい広報誌・HPづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

[広報誌部門]
・HPが台頭してきたときに紙媒体の価値が問われましたが、紙媒体は今でも強い訴求力を持ちます。これからも広報誌の特色(地域性、限定性など)を生かし、読者に寄り添った記事づくりをしていただきたいです。
・あまり多くの色を使わずに、本文の書体も2、3種類にして、ルールを決めた上でシンプルに作り込んでいくとよいでしょう。
・本文の縦組み、横組みの混在が多いと読みにくくなります。
・長い文章には小見出しを入れましょう(本文だけの記事があります)。
・行事の報告だけでなく、執筆者の顔が見えるような、読者参加型の要素も必要です。
・「取り組み」、「取組」など、表記がばらばらならにないように統一が必要です。
・チラシや広報誌用の陳列棚は、冊子の上の部分だけが少し見えるように並べられていることが多いので、その部分(タイトルまわり)のデザインが重要です。
 
 
[HP部門]
・平成28年4月より「障害者差別解消法」が施行されます。障害者の方は紙媒体よりもインターネットを使って情報収集することが多いです。視覚障害のある方が見やすいようにHPでも配慮が求められるようになりました。例えば、視覚障害者の方は、音声読み上げソフトを使ってサイト情報を得るので、ソフトで文字をきちんと読めるような作り方を行います。他には、色彩だけで区別するような情報提供の仕方は避けましょう(例えば、背景色を濃い色の状態で見出しに黄色と白色を使い、黄色は○○を表し、白色は××を表すといった情報提供は避ける)。
・ホームページは、広く一般に開かれた媒体であるため、近年はルール(JIS)が作られています。これに準拠してホームページを作るとよいでしょう。(詳しくは別紙)
・トップページで、どのようなサイトなのか、はっきり分かるようにすることが大事です。
・記事ごとに更新日時を表示すること。いつの情報なのか分かることが大切です。
・基本情報は本サイトに置いておいて、フェイスブックやツイッターを併用して最新情報の更新を行うところが増えています。
・スマートフォンからアクセスしてもサイトのフォーマットが崩れない、スマートフォン対応型サイトのシステムを導入するのもよいでしょう。
 
[広報誌・HP 両方の媒体を持っている方へ]
・広報誌とHPのコンテンツを別々に考えるのではなく、双方の記事を共有したり、連携させたりすることで、より質が高まり、発信力も高まっていくでしょう。
・広報誌をHPで公開して、より多くの人が閲覧できるようにしている応募作品もあります。
 
 

近年は、サイトの制作・運用等のルールがJIS規格で定められていますので、これに準拠して作られるとよいでしょう。 

 総務省は、JISに基づいた「みんなの公共サイト運用モデル」を定め、公的機関のサイトはこれに準じるように推奨しています。
 冊子として販売されており、内容も多岐にわたります。
 ガイドラインのようなものとしては、以下のサイトが参考になるかもしれません。

●「総務省東海総合通信局 ウェブアクセシビリティ」。ページ下部の「次のページへ」をクリックしていくと、注意すべき具体項目の主なものが解説されています。

●「FUJITSU JIS X 8341-3:2010 達成基準解説」。こちらは、より詳細なものです。達成基準の青字部分をクリックすると具体的な解説が書かれています。

 これらの主たる対象は、国や自治体をはじめとする公的機関サイトですが、社会の流れとしてこのような動きやサイトが増えていることから、他の団体のサイトにおいても、「誰もが使いやすい」ものを目指すに越したことはないでしょう。

 なお、アクセシビリティをチェックするツールもいろいろあり、URLを入力するだけで診断してくれる左記のようなものもあります。

●アクセシビリティ適合度をチェックするサイト「HAREL(ハレル)

 

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