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木材生産技術の原理・原則 技術の本質を学び現場に活かす

単行本技術を伝える本

木材生産技術の原理・原則 技術の本質を学び現場に活かす

原理・原則シリーズ第2弾

著者 湯浅 勲 杉山 要
定価 2,750円 (本体2,500円)
ISBN 978-4-88138-391-9
体裁 A5判 248頁

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なぜこの技術が有効なのか。

技術の本質を理解することで、応用が可能となる。

林業現場人、フォレストワーカー必携の1冊!

  林業は自然の摂理に基づいて営む仕事です。日本には多様な自然環境、複雑な地形、様々な樹種、林齢など、状況の異なる林業の現場があり、マニュアルを元にした作業では対応出来ない場面にも遭遇します。そのような現場での対応に必要となるのが、原理・原則です。原理・原則に照らし合わせて、どの技術が有効なのかを考え、対処方法を工夫することで課題克服への道が開けます。

 本書は、著者が現場で実践し、失敗して原因を探って改善して……という経験の中からまとめた木材生産技術の原理・原則です。本書が皆さんの業務に少しでもお役に立てば幸甚です。
  
  〈7月31日発行予定 予約受付中!〉
  
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著者プロフィール

湯浅 勲 杉山 要

湯浅 勲(ゆあさ いさお)
1951(昭和26)年、京都府南丹市(旧・日吉町)生まれ。
京都府・日吉町森林組合副組合長理事。全国の研修会等で森林再生アドバイザーとして後進の指導に当たっている。「一人ひとりの職員がイキイキ」をモットーに職場改善、提案型集約化施業のモデルとなる「森林プラン」で地域の間伐をすすめ、その明快な仕事のすすめ方で森林所有者との信頼を築いてきた。
著書に『道づくり技術の実践ルール 路網計画から施工まで』(共著)、『山も人もいきいき 日吉町森林組合の痛快経営術』(全国林業改良普及協会)などがある。

杉山 要(すぎやま かなめ)
1959(昭和34)年、神奈川県川崎市生まれ。
長野県川上村在住。森林組合技能職員を経て、仲間たちとNPO法人信州そまびとクラブを設立。現在は長野県南佐久郡にて、株式会社要林産を経営(自営)し、間伐等の森林整備や特殊伐採の仕事を請け負う。また、緑の雇用事業で実施される研修の講師も務めた。
聞き手として制作に関わった書に『空師・和氣 邁が語る特殊伐採の技と心』、『小田桐師範が語る チェーンソー伐木の極意』(全国林業改良普及協会)などがある。

主要目次

 まえがき

第1部 伐木作業の原理・原則 杉山 要
伐倒の設計①動作の理由を常に意識する
伐倒の設計②重心は樹高の約半分の高さにある
伐倒の設計③後工程を考えて伐倒方向を決める
伐倒の設計④伐倒時の退避は重要な「仕事」である
伐倒の設計⑤残存木を傷つけない伐倒方向を選ぶ
伐倒の設計⑥受け口は少しずつ拡張し確実につくる
伐倒の設計⑦ツルの役割
伐倒の設計⑧受け口の斜め切り
伐倒の設計⑨伐倒方向に会合線を直交させる
伐倒の設計⑩ツルの高さが木の倒れやすさに作用する
フィードバック①振り返りとフィードバックで動作を改善する
フィードバック②目標設定と結果チェックで技術の精度を上げる
自然災害木の処理①完全な手順の構築が必要
自然災害木の処理②牽引伐倒でリスクを軽減する
伐倒時の危険 追いヅル伐りで木の裂けを防ぐ
後工程を意識することが作業の質を高める
間伐では保残木や土壌への影響を最小限に留める
切れない刃物は大きな危険要因となる安全衛生①労働災害の根絶が人材育成の原点
安全衛生②危険予知活動
安全衛生③安全作業の合図は共有できる方法で行う
防振対策が安全・安心の仕事につながる
指差し確認で無意識の動作を意識下におく
体調管理は大切な人すべてのために重要
精神的要因は行動に影響を与える
ゴールから逆算して段取りする
 
  
第2部 伐出機械作業(システム)の原理・原則 湯浅 勲
効率的な作業システムに必要な4要件─シンプル、スムーズ、高性能、高稼働率
山の状況を把握してから林業機械を選ぶ
国産林業機械のベースは土木・建設用バックホー
ヘッドまでの距離と吊り上げ荷重は反比例する
ヘッド選択のポイント─樹種や径級、ベースマシンとのバランス
木が太るにつれ機械は大型化する
集材機械─グラップル 用途によって固定式か揺動式かを選択する
集材方式は現場の傾斜とコストで決まる
架線集材は設置・撤去時間に見合う集材量が必要
集材機械─フォワーダ 国産機種は大半が土木用の不整地運搬車の改造版
メンテナンス費用は機械購入価格の半額を超える
効率的な作業システム①シンプル・イズ・ベスト
効率的な作業システム②ボトルネックをつくらない
効率的な作業システム③効率のよい(性能の高い)機械を使う
効率的な作業システム④稼動していない機械にも費用がかかる
中間土場で新たなサービスを発想する
常に想定外への対応策を考える
作業日報で現場の進捗を把握する
工程管理で問題を早期発見する

 

第3部 作業道づくりの原理・原則 湯浅 勲
作業道は現代林業の救世主
作業道に求められる4要件─目的に合致した規格、安全性、将来性、気象対策
作業道は土壌に応じて施工する
岩石と土壌①土壌の特性を知らなければ作業道はつくれない
岩石と土壌②土壌粒子の違いで路体の転圧効果が変わる
作業道の開設で避けたい地形①─断層作業道の開設で避けたい地形②─流れ盤
ルートは水の集まる箇所を避ける
ルートは山腹崩壊予定地を避ける
沢は暗渠と洗い越しを使い分けて渡る路面水は常水のある沢か尾根で排水する
路面を洗掘する水の力は流速の2乗に比例する
森林の将来像を決めてから作業道を計画する
幅員は車幅の1.5倍が目安
縦断勾配は安全優先で決める
ルート踏査①道の使用と施工を考えて踏査する
ルート踏査②資料から山の特徴を考え、踏査で細かな情報を収集する
ルート踏査③踏査は日を変えて2度以上行う
施工①切土は低いほどよい
施工②盛土は小まめに締め固める
施工③盛土の安定勾配は土質で決まる施工④路肩の立木が道を強固にし、通行の安全性を高める
施工⑤路盤工で荷重を分散する
施工⑥丸太組みは永久構造物ではないヘアピンカーブ①緩傾斜の尾根につくる
ヘアピンカーブ②盛土法尻は安定した地山にのせる
土木本来の基本を守る

 

あとがき

索引

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