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林業改良普及双書No.193    続『現代林業』法律相談室

林業改良普及双書

林業改良普及双書No.193  続『現代林業』法律相談室

『現代林業』法律相談室の第2弾

著者 北尾哲郎
定価 1,210円 (本体1,100円)
ISBN 978-4-88138-382-7
体裁 新書判 244頁

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2006年9月号より『現代林業』法律相談室において、北尾弁護士には多種多様な法律相談に対して回答を頂いて参りました。2018 年度に続き、その続編として、これまでの数多くの回答から、現在においても役立つ問題を厳選し、新書判のシリーズである林業普及双書として書籍化しました。

「境界問題」、「共有林」、「不法投棄」、「土地所有トラブル」、「損害賠償と損失補償」、「売買契約」、「制度・手引き等」、「事業形態・立ち上げ」、「紛争予防と解決法」のカテゴリー別にわかりやすく解説しています。森林・林業に関するトラブル解決の参考にお役立てください。解決のヒントがきっと見つかります!
 

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著者プロフィール

北尾哲郎

弁護士。1945年、満州大連市生まれ。
68年、東京大学法学部を卒業後、78年、弁護士登録。83年、北尾哲郎法律事務所開設。97年、岡村綜合法律事務所パートナー。現在、各種会社取締役・監査役。 この間、第一東京弁護士会副会長、日弁連民事訴訟法改正問題研究委員会副委員長、第一東京弁護士会財務委員会委員長などを歴任する。
主な取り扱い事件としては、日航羽田沖事件、御巣鷹山事件、オクト破産管財事件、第一勧業銀行利益供与事件・同代表訴訟事件、山一証券利益供与事件、山一証券商法および証券取引法違反事件・同代表訴訟事件などがある。 2006年9月号より月刊『現代林業』誌上で、「法律相談室」の執筆を行っている。 www.okamura-law.jp

主要目次

 【境界問題】

Q 四囲が他人の山で囲まれていますが、隣接する山林所有者と折り合いが悪くて木材が搬出できません。どうしたらよいでしょうか。
Q 山林の境界線についてのトラブルを解決する手段として、ADR(裁判外紛争処理)というものがあると聞いたのですが、これはどのようなものなのでしょうか。
Q 地すべりで所有山林に生育している立木が隣地に移動した場合はどうなりますか。
Q 護岸工事で境界が間違っていたという理由で立木を伐採され納得がいきません。
Q 河川の官民境界の確定について、公図と現地が一致しない場合、どこまで公図を尊重しなければならないのですか。

【共有林】
Q 戦前からずっとわが家で管理してきた所有者9名の共有林を、わが家が時効で取得できますか。
Q 生産森林組合において便宜的に共有者の中から代表者を決め、組合所有の不動産について「代表者名義の登記」をしましたが、これはよい方法なのでしょうか。
Q 過疎化により生産森林組合の活動に支障が出ており、組合員を増やすための内規の変更をしたいのですが。

【不法投棄】
Q 当市内の山林にゴミの不法投棄が頻繁になされ困っています。林道の入口に門を作って封鎖したいと考えていますが、何か考慮すべき問題はないでしょうか。


【土地所有トラブル】
Q 一度与えた林地開発許可を、撤回することができるでしょうか。
Q 土地所有者が不明の山地災害危険箇所に治山ダムなどを設置する方法について教えてください。
Q 伐採契約期間を過ぎた場合の林地残材の所有権は誰にあるのでしょうか。
Q 財産区有林に勝手に出入りして山菜狩りやきのこ狩りをする人が年々増えて困っています。
Q 隣地から竹が侵入して困っていますが、隣地の所有者に対応を要求することは可能ですか。


【損倍賠償と損失補償】
Q 台風によって県道に倒れた枯木に、県道を通行する自動車が激突しましたが、森林所有者に賠償責任はありますか。
Q 幹線道路を塞いだ倒木をやむを得ず町の費用で撤去したところ、後日、倒木の所有者から弁償を求められて困っています。
Q 所有山林の土砂崩れにより、住宅災害が起きたときの責任について、教えてださい。
Q 森林作業道の通行を禁止するための看板とチェーンを設置したところ、オフロードバイクの運転手がチェーンに引っかかりケガをしました。この場合の責任の所在はどこにあるのでしょうか。
Q 皆伐を発注した業者が、無資格者の運転により林業機械で重大事故を起こしました。経営責任者の過失とはどのようなものでしょうか。
Q 搬出間伐を森林組合に発注したところ、隣の山林を誤伐したために、その所有者から損害賠償を請求されて困っています。
Q 太陽光パネルが設置された山林が崩れ、被害を受けました。損害賠償請求訴訟を起こしたいのですが、方法を教えてください。
Q 補助事業の変更によって助成金が確保できないことから生じた赤字分を、林地所有者に請求することは可能でしょうか。
Q 林業専用道に侵入した一般車両が落石などで被災した場合、その責任は管理者にあるのでしょうか。
Q 父が伐採中に事故で死亡しました。雇用主は父が危険な作業方法で伐採したという説明で、労災申請をしてくれず困っています。
Q「明認方法」で立木の所有権を主張する者に地代使用料は請求できるのでしょうか。
Q 所有山林の一部に産業廃棄物を含む盛土が不法に造成された場合、損害賠償は可能でしょうか。
Q 所有山林を主伐したいのですが、土砂災害が発生した場合に責任を負わないための対応策はあるのでしょうか。
Q 間伐作業現場で想定外の豪雨による土砂災害が起きた場合、どのような責任が問われるのか。またその予防策についてアドバイスをお願いします。


【売買契約ほか】
Q 認知症と知らずに交わした契約は、有効でしょうか。
Q 相続した山林を不動産ネットオークションで売却したいのですが、法律上、どんな点に注意したらよいでしょうか。
Q 林業事業体が林地売買を行う際に、法律的に押さえておくべき注意事項について教えてださい。


【その他の制度、手続き等】
Q 鳥獣害への対策として「くくりワナ」を設置したいのですが、違法にはなりませんか。
Q 森林法で「都道府県知事及び市町村長は、森林所有者等に関する情報を利用できる」定められていますが、どこまで許されるのでしょうか。
Q 森林組合が10年間の長期施業委託契約を締結していた森林所有者が、期間満了前に亡 くなった場合、その契約は有効に存続するのでしょうか。


【事業形態・立ち上げ】
Q 一人親方として伐採業を営んできましたが、この度、息子とその友人が私のところで働くことになりました。雇用主としての義務について教えてください。


【紛争予防と解決法】
Q 共同施業団地内の倒木の処理を団地構成員の後継者に拒否され、その対応に苦慮しています。
Q 隣家が所有するスギ・ヒノキ林により陽が当たらなくなり困っています。
Q 木材・木材製品に産地や合法性を示すマークを表示して販売する場合、その表示内容を付ける合理的な根拠を欠く場合には、不当表示となるのでしょうか。

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