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「複合林産型」で創る国産材ビジネスの新潮流-川上・川下の新たな連携システムとは

単行本森林と林業を知る本

「複合林産型」で創る国産材ビジネスの新潮流-川上・川下の新たな連携システムとは

ABCD材を総合利用してこそ競争力となる。 飛躍のカギは「複合林産力」!

著者 遠藤日雄
定価 3,240 円 (本体3,000円)
ISBN ISBN978-4-88138-364-3
体裁 A5判 ハードカバー 296頁

価格はすべて税込みです。
税率の引き上げに応じて変更されます。

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  ABCD材それぞれではなく、総合的に利用するビジネスから「複合林産型」が始まります。木材産業と木質バイオマスエネルギー事業をセットで展開する親和性も広がってきました。産地枠を越えた新クラスター化など、素材生産・流通・加工の再編が動きつつあります。

 競争力の源泉は規模でも価格でもなく、「複合林産力」にある。そんな時代の新潮流が始まっているのです。

 本書は、「複合林産型」の事例を分析し、複合林産型ビジネス形成に必要な条件を考察します。そして、輸出ビジネスへの備え、林業の経営・技術革新、A材問題・大径材問題の打開、皆伐跡地・再造林への対応など、いま林業界が直面する課題解決への手法、糸口を整理しています。

 川下業界の激変を知り、新たな国産材のビジネスチャンスを掴むために、ぜひ本書をご一読下さい。

 

●本書で登場するキーワード

・複合林産型

・林業・林産業のシームレス産業化

・親和性を活かすビジネスモデル

・サプライチェーン構築

・産地枠を越えるクラスター化

・カスケード利用実現

・その他

 

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著者プロフィール

遠藤日雄

 1949(S24)年生まれ。
 九州大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士(九州大学)。専門は森林政策学。
 農林水産省森林総合研究所東北支所・経営研究室長、同森林総合研究所(筑波研究学園都市)経営組織研究室長、(独)森林総合研究所・林業経営/政策研究領域チーム長、鹿児島大学農学部教授、附属演習林長を経て、現在に至る。
 2005(H17)年、林業経済学会賞受賞。国土交通省国土審議会専門委員、南日本新聞社客員論説委員、林業経済学会評議員、日本森林学会評議員、(財)林政総合調査研究所理事、東京大学大学院非常勤講師、奈良県森林審議会委員、大分県森林審議会委員なども歴任。
 現在は、NPO法人活木活木(いきいき)森ネットワーク理事長、高知県立林業大学校特別教授(森林・林業政策概論担当)、(一財)林業経済研究所フェロー研究員、(一社)日本木材輸出振興協会理事、全国森林組合連合会間伐材マーク運営・認定委員会委員(座長)、国産材の安定供給体制の構築に向けた中央需給情報連絡協議会委員(座長)、国産材の安定供給体制の構築に向けた九州地区需給情報連絡協議会委員(座長)、九州森林管理局国有林材供給調整検討委員会委員(座長)などを務めている。
 主な著書に、『林業改良普及双書No.141 スギの行くべき道』(全国林業改良普及協会)、『丸太価格の暴落はなぜ起こるか-原因とメカニズム、その対策-』(全国林業改良普及協会)、『山を豊かにする木材の売り方 全国実践例』編著(全国林業改良普及協会)、『木づかい新時代』(日本林業調査会)など多数。

主要目次

 マクロ解説編 「複合林産型」ビジネスの創造

第1章 「複合林産型」ビジネス創出に向けて

「日向の国」から「複合林産型」ビジネスの“曙光”/競争力の源泉は「複合林産」力/地域完結「複合林産型」ビジネスを志向するトーセン/グループ完結「複合林産型」ビジネス-ファーストプライウッド、ウッティかわい、川井林業-/日本版「複合林産型」ビジネスとはどのようなものか/ニューフロンティアは脱「国産材産地」/「国産材産地」から「森林・林業・木材産業クラスター」へ/大ロット化の背景は何か?/森林・林業・木材産業のシームレス産業化/論点整理と「深読み」 、ほか

第2章 「複合林産型」ビジネス形成の条件

川上重視から川下重視への転換/ABCDが勢揃い/森林管理を林業経営者に委託/社有林ですべて丸太を賄うのは無理/川上・川下間に「拮抗力」の形成を/クープマンの「目標値」/市町村の森林管理への参画の可能性/「森林信託」と「長期山づくり」が一体化/シームレス化のなかで「山元還元」を/シームレス化の中核はプレカット/君は川流を汲め、我は薪を拾はん、ほか

第3章 「複合林産」ビジネスへ至る道筋

「柱取り林業」「柱取り製材業」「木造持ち家本位」でスタート/製材業と製紙業が交わることがなかった日本/スギ柱角が安いのに売れない/「A材問題」が深刻化、第3の「危機」/KD化によってさらに製材規模拡大/C材にスポットライトが/ABCDの総合利用が「複合林産」力を形成、ほか

第4章 新たな国産材輸出ビジネスの胎動  -丸太から製材品への可能性を探る-

「環太平洋」という視点/九州から中国向け原木量が急増/フェンス材製材用のスギ丸太輸出を/生産拠点が中国→ベトナム→インドへ移行/中国でも“ロシア材離れ”/米スギの価格高騰/製品輸出の切り札・厄介モノ扱いのスギ大径材/南九州スギの競争相手はロッキー山脈、ほか

 ミクロ解説編 国産材業界の経営・技術革新

第5章 木材流通の経営・技術革新

1 川上・川下の利害を超えた連携流通ビジネス-東信木材センター協同組合連合会

      川上・川下双方の出資で設立/「売り手よし」「買い手よし」に繋がる4つの木材ビジネス、ほか

2 川下で創出された実需に川上はどう対応すべきか?

 -その“解”を示唆する群馬県森林組合連合会    渋川県産材センター<br>

県産材加工センターへ1次加工品を/A材、B材、C材の用途/地域林業改革に大きく貢献、ほか

 第6章 「A材問題」打開に向けた経営・技術革新

中小製材と森林組合、素材生産業者が連携してBP材を/一般流通材で11~33mのスパン/工夫次第で「A材問題」は打開可能、ほか

 第7章  「スギ大径材問題」とその打開策

 「スギ中目材問題」から「スギ大径材問題」に/「スギ大径材問題」の対応政策を考える、ほか

 第8章 皆伐跡地の再造林をどうするか  

皆伐跡地の再造林その1-再造林支援と皆伐ガイドライン 

皆伐跡地の再造林その2-エナジープランテーションという選択肢

補注

  参考・引用文献、索引

 

 

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