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【本書のねらい】
私たち日本人が造ってきた1000万haを超える人工林。再生できる資源としていま注目される人工林の役割や木材資源としてのこれからの利用を分かりやすく解説しました。造林・育林の施業技術中心の解説だけではなく、人工林の生態的役割、伐採の機能、再生する人工林の姿、フォレストスケープなど、新しい視点で人工林をとらえました。また、緑の市場や森林認証制度など、間伐材など木材利用の新しい動向なども紹介しました。人工林技術などをわかりやすく整理したイラスト資料として、専門家もぜひご活用下さい。
Part1
くらしと人工林
「人工林」って、なんだろう
人工林を活かすくらしの視点
Part2
人工林の科学と歴史
人工林
人工林の木
いろいろな林業地
スギの歴史
人工林の生態的工夫
人工林と生物多様性
人工林の風景
Part3
人工林を育てる
人工林の基本デザイン
時間デザイン―人工林と天然林
木材生産デザイン―どの木材をどうつくるか
人工林の手入れ
もっと光と養分を
伐採の役割
森を再生させる伐採の工夫
再生する森は、どんな森
Part4
環境と木材をつなぐ「緑の市場」
再生資源・木材を高く評価する「緑の市場」
世界の森林・木材の環境ラベル
どんな林業が環境ラベリング合格か
間伐材で演出しよう―快適な住まい・まちづくり
Part5
森を育てる人、木を使う人
カラマツ材の魅力を引き出し、もっと使ってもらおう
木で好きなものを作ってもらおう―きまま工房 木楽里
間伐材で学校を楽しく、美しく
木かげでひととき まなちゃんの学習室「木の利用」
情報コーナー