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世界・日本各地の森林植生を調査してきた著者が、豊富な事例をもとに森林の立場から森林づくりの必要性を述べた待望の書。21世紀に向けた多様な森林づくりには、手本になる豊かな自然林を維持・観察し、人工林・天然林を問わず森林の成立要因を解明し、森林の立場に立った管理技術が必要と説く。
HOME > 出版物 > 林業改良普及双書 > 「No.145 森の時間に学ぶ森づくり」
「森林の立場に立った」管理技術とは。
著者 | 谷本丈夫 著 |
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定価 | 1,210円 (本体1,100円) |
ISBN | ISBN4-88138-134-2 |
体裁 | 新書判 |
世界・日本各地の森林植生を調査してきた著者が、豊富な事例をもとに森林の立場から森林づくりの必要性を述べた待望の書。21世紀に向けた多様な森林づくりには、手本になる豊かな自然林を維持・観察し、人工林・天然林を問わず森林の成立要因を解明し、森林の立場に立った管理技術が必要と説く。
1 過去の記録を新たな森林づくりの糧に-森林づくりの変遷とその功罪
2 森林づくり・林業技術はどこまで進歩したか
3 森林を正しく理解するために
1 人工造林の手本、天然林の構造と成り立ち
2 幸田文も着目、倒木更新-種子を多量に生産し、風で散布する先駆的樹種
3 土壌の発達と植生遷移の関係は鶏と卵
1 幹の形、枝のつき方などから樹木の生い立ちを見る
2 植物で環境をはかる
3 果樹・盆栽技術を森づくりに応用する
1 逆境に強く競争に弱い針葉樹、奔放で造林が難しい広葉樹
2 土地と気候で変わる森林の移り変わり
3 酸性雨など話題の多い奥日光の森林
1 土地利用の変遷から見た“森”や“林”
2 大都市につくられた明治神宮に学ぶ
3 白神山地のブナ林に学ぶ森林とのつきあい方
1 望む姿の森林が自然界に存在するのか
2 森林の存在する立地環境で管理法を決める
3 里山・雑木林の多様性と望ましい森林管理を探る
1 一斉林・短伐期林業から複層林・長伐期作業への転換に問題はないか
2 森林の健全育成に欠かせない間伐、ただ行えばよいのか
3 広葉樹林育成、その目的と対象樹種は…
4 天然力や人工林技術を駆使した多様な森づくり
1 森林は持続することに意味がある
2 森林の時間軸で考え、先人たちの記録から学ぶ