本書は、特に林道に関わる市町村担当者向けに、調査・設計から施工に係る実務の全体を網羅し、わかりやすく解説した手引き書です。
HOME > 出版物 > [単行本] 技術を伝える本 > 「市町村担当者のための林道入門」
市町村担当者のための林道入門
林道の施工・維持管理、災害復旧にかかる担当者必携の手引き書!
著者 | 「市町村担当者のための林道入門」編集委員会 編 |
---|---|
定価 | 4,400円 (本体4,000円) |
ISBN | 978-4-88138-409-1 |
体裁 | B5判 オールカラー 250頁 |
※ 下記のサムネイル画像をクリックすると、ページが拡大して表示されます。
「市町村担当者のための林道入門」編集委員会 編
編集委員会 (編集委員長) 山田 容三:森林利用学会 前会長 / 愛媛大学 農学部 教授【序論 森林に道路を入れるということ】 (委員・50音順) 壁村 秀水: (一社)森林技術コンサルタンツ協議会 専門部会長 /株式会社 森林環境コンサルタント 代表取締役【2章 林道設計】 下平 敦:日本林道協会 企画部長【企画・編集】 長澤 佳暁:(一社)高知県山林協会 技術専門官【1章 林道計画、5章 林道災害復旧】 両角 実:都道府県森林土木コンサルタント連絡協議会 技術顧問 /日本林業土木株式会社 技術部長【3章 林道の施工管理、4章 林道の維持管理】序論 森林に道路を入れるということ
1章 林道計画
1. 森林づくりは道づくりから
2. 路網について
2-1. 路網の構成区分
2-2. 路網と森林計画制度
3. 林道整備の全体的な手順
4. 民有林林道整備計画について
5. 路線全体計画の考え方、事例
5-1. 路線全体計画の必要性
5-2. 路線全体計画調査及び調査・測量・設計のフロー
5-3. 全体計画策定における観点(留意事項)
5-4. 全体計画調査の例
6. 路線計画(全体計画調査における調査項目)
6-1. 路線選定(一般的事項)
6-2. 路線計画(個別事項)
7. 森林GIS等新たなデジタルデータの活用
7-1. 森林GISについて
7-2. レーザ航測によるデジタルデータ活用
8. 作業システムとの関係
8-1. 作業システムの代表例
8-2. 森林作業道の配置例(平面形態)
8-3. 素材生産の効率化(架線系を例として)
9. 林道事業の予算と事業体系
2章 林道設計
1. 調査・測量・設計の実際
1-1. 林道の調査・測量・設計の概要
1-2. 調査設計の基準及び規程等
1-3. 路網の区分と役割
1-4. 林道の調査・測量・設計の手順(フロー)
1-5. 林道の路線選定と地形・地質
1-6. 路線選定
1-7. I.Pの選点(中心線の決定)
1-8. 線形計画
1-9. 調査(本調査)
1-10. 設計及び設計図書
1-11. 設計管理システムの確立
2. ICTを活用した効率的な調査・測量・設計
2-1. 林道におけるICTの活用
2-2. 実施設計(測量・設計)におけるICT利用
2-3. 林道のICT活用事例
3章 林道の施工管理
1. 林道工事の実行について
1-1. 公共工事の発注の仕組み
1-2. 林道ができるまでの流れ
1-3. 林道工事の発注
1-4. 林道開設(改良)工事の実行
1-5. 林道工事における主な現場施工例
1-6. 林道工事の検査
1-7. 林道工事における木材利用
1-8. 林道改良工事の実施事例
4章 林道の維持管理
1. 林道維持管理の基本
1-1. 林道維持管理の基本
1-2. 通行安全とその対策
1-3. 林道維持管理上のポイント
1-4. 林道施設の長寿命化対策について
5章 林道災害復旧
1. 法令、予算措置等の概要
1-1. 根拠法令
1-2. 国庫補助の対象となるためには
1-3. 林道施設災害復旧事業の定義
2. 災害発生原因
2-1. 災害発生形態
2-2. 維持管理(災害の観点で)
2-3. 温暖化の影響
3. 業務の流れ(調査、査定から施工まで)
3-1. 災害復旧業務のフロー
3-2. 被害発生時の現地確認
3-3. 被災原因の特定と対応構造物(工法)の選定
3-4. 応急工事について
3-5. 査定に向けて
3-6. 補助率増嵩申請
3-7. 残事業調査
4. 林道施設災害関連事業
5. 復旧事例
5-1. 法面崩壊
5-2. 路体欠損
(コラム一覧)
林業成長産業化に向けた取組事例(山梨県)
多様な主体が管理する道活用の手引き
地方創生道整備推進交付金の活用
トラフィック機能とアクセス機能
法面勾配
砂利の路面における横断排水工の設置間隔(最小間隔)
現場条件を踏まえた積算が大切
森林総合監理士や地域林政アドバイザーとの連携
道路法上の道路について
縦断勾配の課題について
災害業務検討会(平成27年)で出された意見の一部
申請工法について