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林業改良普及双書No.187 感動経営 林業版「人を幸せにする会社」 ―長寿企業に学ぶ持続の法則

林業改良普及双書

林業改良普及双書No.187 感動経営 林業版「人を幸せにする会社」 ―長寿企業に学ぶ持続の法則

長寿企業が教える持続の法則とは

著者 全国林業改良普及協会 編
定価 1,210円 (本体1,100円)
ISBN 978-4-88138-354-4
体裁 新書判 184頁

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  持続こそ林業の大目標。林業・木材産業を担うさまざまな企業・団体が、破綻することなく元気に経営を持続し、雇用を守り続けること。

 それが林業地域持続の土台となります。

 持続の秘訣、法則はどこにあるのか。100年以上にわたり会社を維持し、雇用を守り続けてきた長寿企業に注目し、なぜ経営を持続できたのか、持続の法則を学びます。

 そして、地域に利益を残す一体化の法則、働く人をも幸せにする企業はなぜ成長力が高いのか。事例をもとに紹介します。

 

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主要目次

 

 解説編1 長寿企業に学ぶ 林業経営持続の法則   人材力を活かすマネジメント

                                    編集部  

「従業員を大切にする」と「絶え間ない改革、進化」が持続を作る

 持続の法則を探る① 長寿の条件―人材力を重視する経営 

 長寿企業大国・日本

 長寿企業が教える経営手法

 「従業員(人材)を大事にする」意味とは 

 人を幸せにする会社は業績がいい―もう一つの経営評価軸  

  離職率ゼロかつ利益率を維持する中小企業の存在

持続の法則を探る② 事例に見る「従業員を大切にする」手法

 能力を引き出す場を作る 

  「風通しのいい社内風土」が意味するもの 

  人の能力を見極め、引き出す 

 持続の法則を探る③ 進化・改革なしに長寿はありえない

 絶え間ない改革、進化 

 雇用を作り、維持するためには技術が必要 

 「時代のニーズに合わせる」が長寿を作る 

  

解説編2 感動経営 地域・人を幸せにする林業経営―持続の法則を探る

                                      編集部 

 感動経営 地域・人を幸せにする林業経営持続の法則を探る

     利益の源泉を地域に創り出す―木材を地域活性化に最大限活用する

 利益はどこに出るか―源泉を探る

 素材生産から住宅までを村内で一体化

 「村が会社」―売上高30億円、雇用92名を達成

 漁師さんが加工・販売まで―六次産業への取り組み

 一体化の原則

 全国の動向―「六次産業化・地産地消法」施行以降

 一貫生産、しかし地域で一体化ではない―地域に不幸をもたらした歴史

 小規模の優位性―分散自律

  従業員の幸せは会社の幸せをもたらす―持続可能な経営のために

      ブラック企業からの脱出

  残業時間半減へ―働き方改革

   就業時間は大幅に減った。業績はどうなった

  人材の大切さをあらためて

  従業員満足度は経営成果を左右する

  

経営者インタビュー 

事例編1 将来に向けての種を見いだす 目利き経営と誠実な製品づくり

株式会社 山長商店 代表取締役会長 榎本長治さん(和歌山県)

 変化の歴史―持続する経営を求めて

    山長グループで一貫事業体制を

    明治時代に薪炭問屋から林業・木材産業へ

   突然の経営危機、不況の中の経営の窮地を凌ぐ

   商売人から自伐へ、林業家としての家訓

   木材業への参入、育林から消費者までの一貫経営体制へ

   原木不足から共同輸入、米材製材へ

   東京での小売り部門を設立

   プレカット工場設立と工務店連携へ

 川上から川下の一体型経営確立―「誠実なものづくり」の社風創造へ

   独立採算から一体型経営へ

   一体型経営による社内の透明情報化で誠実なものづくりを

   高品質・誠実なものづくりでエンドユーザーの心を掴む

   品確法対策をきっかけにJASを取得。信頼のものづくりに活かす

   架線集材機開発を通じて現場のモチベーションを高める  

 長寿企業の哲学に学ぶ―普遍的な教えとは

  持続への教え―財産を過大視しない

  持続への教え―リストラせず職員を大事にする経営を

  

事例編2 「合理」を求めて知恵と才覚を引き出す―社員の成長を第一に 

木村木材工業株式会社 代表取締役 木村 司さん(埼玉県)

 少品種大量生産から、少量多品種生産への転換

「後工程はお客様」―製品の品質や価格、付加価値としてのサービス

 社員への期待―会社は社員が成長する舞台

 

事例編3 「人ありき」が持続経営を実現

雪国で通年雇用を創出・維持した人材力経営とは

中越よつば森林組合代表理事組合長 小熊順一さん(新潟県)

 小熊流「従業員を大切にする」の意味とは

 人が育ち、技術を高めれば、仕事は生まれる

 小熊流経営者のあり方―「人を見極め、すべての責任を取ること」

  

事例編4 定年以降まで働き、ワークバランスも実現

                       有限会社 平子商店 代表取締役 平子作麿さん (福島県) 

地域林業と社歴

素材生産と造林・育林事業

待遇面での取り組み

安全意識と教育

仕事と生活のバランスも個性に応じて実現

仕事を維持し続けるために―技術・技能向上と造林・苗木づくり

 

事例編5 モリスの挑戦

一般社団法人 モリス代表 清水光弘さん(静岡県) 

 モリスってどんなところ?

 作業のようす

 助け合いの事業関係

 業務委託事業で森林整備

 仕事を作るため事業拡大が必要だった

 森づくりと同じ

 生死をさまよう体験が原点

 職場を守るための経営

 モリスのスタッフたち

 これがモリス

 

 

 

 

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