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2019年04月01日広報コンクール第53回(平成30年度)林業関係広報コンクール審査結果

 第53回林業関係広報コンクールにおいて、広報誌部門では「洋上アルプス」(林野庁九州森林管理局屋久島森林生態系保全センター)が、ホームページ部門では「岐阜県立森林文化アカデミー」(岐阜県立森林文化アカデミー)が最優秀賞(林野庁長官賞)に選ばれました。
 
 
     広報誌部門 最優秀賞            ホームページ部門 最優秀賞
      洋上アルプス              岐阜県立森林文化アカデミー
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   このコンクールは、一般社団法人全国林業改良普及協会の主催で、林野庁が後援、全国森林組合連合会が協賛して開かれました。
 
「洋上アルプス」は、手作りの4ページものながら、センターの活動をはじめの2ページでこまめに伝えると共に、技術情報の1ページ、モニタリング調査の内容紹介と林業の歴史コラムの1ページも確保し、多様な情報の提供を実現していること、レイアウト、色使いもバランスが取れていること、毎年1月号を屋久島内の全戸に配布していることなどが高く評価されました。

「岐阜県立森林文化アカデミー」は、森林、林業、木材に関わる分野を学ぶ専修学校として、トップページでどのようなコースがあるかを明らかにして、興味に応じた探索ができるようになっていること、在校生に向けた情報も多く、月間の活動報告の数は多いときで40を超えていること、「活動報告」で自分が欲しい情報を選択ボタンで選べる工夫もされていることなどが高く評価されました。
  
 このコンクールは、一般社団法人全国林業改良普及協会の主催で、林野庁が後援、全国森林組合連合会が協賛して開かれました。
 今回の応募総数は広報誌部門が13点、ホームページ部門が15点でした。
 ご応募、誠にありがとうございました。
 

  ■広報誌部門   


広報誌名発行者
最優
秀賞
 洋上アルプス 林野庁九州森林管理局屋久島森林生態系保全センター
優秀賞 岩手の林業

 東部森林組合だより
 岩手県林業改良普及協会

 鳥取県東部森林組合
奨励賞

 林業福島

 もりのかぜだより

 福島県森林・林業・緑化協会

 NPO法人 森林の風/三重県

 
 ■ホームページ部門
 
ホームページ名
運営者
最優
 岐阜県立森林文化アカデミー
優秀賞
 白山白川郷ホワイトロード

 津和野ヤモリーズ
 白山林道運営協議会/石川県

 津和野町/島根県
奨励賞
 間伐ボランティア 札幌ウッディーズ/北海道  
 
 十津川村/奈良県

 

 

 

 

 

 

 

 【講評】 

以下の、審査員からのコメント、アドバイスを生かして、よりよい広報誌・HPづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

[広報誌部門]
・ホームページが台頭してきたときに紙媒体の価値が問われましたが、紙媒体は今でも強い訴求力を持ちます。これからも広報誌の特色(地域性、限定性など)を生かし、読者に寄り添った記事づくりをしていただきたいです。
・あまり多くの色を使わずに、本文の書体も2、3種類にして、ルールを決めた上でシンプルに作り込んでいくとよいでしょう。
・本文の縦組み、横組みの混在が多いと読みにくくなります。
・長い文章には小見出しを入れましょう(本文だけの記事があります)。
・行事の報告だけでなく、執筆者の顔が見えるような、読者参加型の要素も必要です。
・「取り組み」、「取組」など、表記がばらばらならにないように統一が必要です。
・チラシや広報誌用の陳列棚は、冊子の上の部分だけが少し見えるように並べられていることが多いので、その部分(タイトルまわり)のデザインが重要です。
 
 
[ホームページ部門]
・平成28年4月より「障害者差別解消法」が施行されました。障害者の方は紙媒体よりもインターネットを使って情報収集することが多いです。視覚障害のある方が見やすいようにホームページでも配慮が求められるようになりました。例えば、視覚障害者の方は、音声読み上げソフトを使ってサイト情報を得るので、ソフトで文字をきちんと読めるような作り方を行います。他には、色彩だけで区別するような情報提供の仕方は避けましょう(例えば、背景色を濃い色の状態で見出しに黄色と白色を使い、黄色は○○を表し、白色は××を表すといった情報提供は避ける)。
・ホームページは、広く一般に開かれた媒体であるため、近年はルール(JIS)が作られています。これに準拠してホームページを作るとよいでしょう。
・トップページで、どんなサイトなのか、はっきり分かるようにすることが大事です。
・記事ごとに更新日時を表示すること。いつの情報なのか分かることが大切です。
・基本情報は本サイトに置いておいて、フェイスブックやツイッター、インスタグラム等を併用して最新情報の更新を行うところが増えています。
・スマートフォンからアクセスしてもサイトのフォーマットが崩れない、スマートフォン対応型サイトのシステムを導入するのもよいでしょう。
・現在、ネットへのアクセスは、PCよりもスマホからの方が多くなっています。(昨年まではPCからのアクセスが上回っていました)
・「ワードプレス」といった無料のホームページ制作ソフト(CMS)があり、これを使うと、簡単な操作で見栄え良くレイアウト、デザインができ、自分たちでホームページを更新・管理できます。経費を抑えたい場合にも有効です。
 
 
[広報誌・ホームページ 両方の媒体を持っている方へ]
・広報誌とホームページのコンテンツを別々に考えるのではなく、双方の記事を共有したり、連携させたりすることで、より質が高まり、発信力も高まっていくでしょう。
・広報誌をホームページで公開して、より多くの人が閲覧できるようにしている応募作品もあります(ホームページがアーカイブとして機能します)
 
 

近年は、サイトの制作・運用等のルールがJIS規格で定められていますので、これに準拠して作られるとよいでしょう。

 

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