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支障木の伐開に新展開?

先日、作業道開設の為に支障木の伐開を行いましたが、
今までの伐開とは少々内容が異なるものでした。

以前、ブログにも書きましたが、大抵の支障木は開設予定のルートに対して平行に伐倒していました。
その方がルートに対して垂直に伐倒するよりも簡単で、開設作業時においても何かと便利だったのです。ただ、ルートに対して平行に支障木を倒すわけですから、当然伐倒された支障木(玉切られた状態)はルート上に蓄積され、開設時にこれを除ける手間が発生します。木こりにとっても、玉切りと枝払いの手間が必要になります。
この手間の軽減については、組合内で以前から議論されてきました。


「平行で駄目なら垂直ではどうか?」


これなら、ルート上で邪魔になっている部分だけを処理すれば良いわけですから作業時間の短縮につながります。それだけではありません。完成した作業道の外で玉切られずに残った支障木は、ハーベスターに処理させれば良いから尚更経済的です。 しかし、ルートに対して垂直に伐倒したとしても問題はあります。開設時に撒いた土で未処理の支障木が埋まったり、道から遠い所で処で玉切られてしまったばかりにハーベスターの手が届かなかったり等々。
これら諸問題を加味した上で、ルートに対して平行に伐倒する方を選択していました。


しかし、開設作業の後れが目立ちはじめ、伐倒方向について再検討を余儀なくされた結果「開設の手間を省力化することを目標として、状況に応じて様々な方向に切り分けてみる」という方向で試行錯誤してみる事になりました。
それで、今回の伐開が始めてのケースとなったわけです。


なるべく、支障木が邪魔にならないように、尚且つハーベスターが造材しやすいように悩みながら進める作業は骨が折れました。
ひとまず、伐開が完了した後に土木担当から色々と注文をもらったので、後日現場と担当の事務の者で少し時間を取って、現場検証を行いました。


検証当日。
家族の者がインフルエンザで倒れてしまい、検証に参加する事ができなかったのですが、事務方で資料としてまとめて頂いたり、先輩諸氏からの伝え聞きによって私の仕事に随分と落ち度があった事を知らされたのでした。(反省)

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山村に活力!
(現場職員&事務職員二人体制で更新)

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