2月 全体会議+20日会議 ②
②についてですが、うちの組合では給料を、上司と自分を含めた5名の査定、それに年齢を加味したもので決定しています。その基本となる年齢の放物線を改訂するので説明と話し合いがもたれました。基本的には生涯で貰える額は変わりませんが、放物線の描くラインを働き盛りでお金も必要であろう30~50才で上げ、その前後を下げるという改訂が決められました。
働き盛りの50歳以降は、給料が下降線を描きはしますが。必ずしも30代、40代に比べて給料が下落するという訳ではありません。査定表では、年齢を基準とした給金の(なだらかな)変化に加え、技術レベルによってランク分けがなされて、給金が(急激な)上下動する仕組みも合わせた査定方法です。日吉では迷惑レベルからプロフェッショナルなレベルまで12ランクに分類されています(ちなみに、入りたての時は、下から4番目のランクからスタート)。参事が言うには「こういった査定方式が一般化してきている」そうです。
この日、査定方法の報告が、参事と組合長からなされた訳ですが。職員から質問が出ませんでしたね。査定の変更は去年も行われて(ランクの階層も増え、それぞれのランクに明確な定義がなされた)、今回の変更についても一年かけて小出しに相談と報告がなされたのですから、その分職員にとっては丁寧な運びとなった訳です。ただ、質問が出ない理由として「小出しの相談」だけが理由でないと思っています。会議の場で参事と組合長に面と向かって言いにくいというのもあるでしょうし、提案が必ずしも悪い内容でもない。そうである以上、職員の意識としては、給金の議題はそこそこに済ませてしまいたいといった意識があるように感じています。
給金の件も大事ですが、そもそも話し合いたい内容は作業の円滑化と完成度の向上に向けた話です。
(西田)
給料が査定式というのは、いまや一般的であると思います。きちんとした仕事をして、きちんとした給料がもらえれば、職員はやる気がでて、組合全体の売り上げも伸びる。そしてまた給料も上がる、といういいスパイラルが出来上がると思います。
評価は、組合長・参事・課長・直続上司・本人の5名でおこない、最高と最低の評価点を除き、3名の平均で査定が決まります。時には自分の評価とかけ離れて低い可能性もありえます。その際は、きちんとした説明をしてもらい、自分の課題を発見・解決していくきっかけとなると思います。(上野)
コメント
Posted by: ナスケン [ 2007年3月17日 08:28 ]
同じブログ長屋の住人、ナスケンです。
「放物線の描くラインを働き盛りでお金も必要であろう30~50才で上げ、その前後を下げる」…これ、まさに自分が考えていたことで、既に実践されていると知って「おぉ!」と思いました。
お金が必要であろう30~50才というのは要するに「子育て」資金が必要だということで、自分自身まざまざと感じています。
ただ、子育てを家庭の所得中心に考えると、格差社会の中で子どもを産み育てたくてもできない階層が出てきてしまうので、成人までの子育て・教育は地域・国・世界全体で保障していくべきだと思います。
長くなってしまったのでこの辺で切り上げます。スミマセン。
Posted by: 西田@日吉 [ 2007年3月22日 22:32 ]
こんにちは。
ナスケンさん。
先週末から家族全員がインフルエンンザにかかってしまい、返信が遅くなってしまいました。すみません。
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ただ、子育てを家庭の所得中心に考えると、格差社会の中で子どもを産み育てたくてもできない階層が出てきてしまうので、成人までの子育て・教育は地域・国・世界全体で保障していくべきだと思います。
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ウチは共働きで、収入もそこそこにあるのですが、ワーキングプアーです。光熱費、家賃、保育料が非常に高く、毎月頭をかかえています。
以前から保育料の高さには不満があったのですが、近所の共同保育所(待機児童(保育所の定員からもれてしまった児童)を持つ親が、自主的に設立する保育施設)の保育料からすると全然安かったのです。
そんな時に児童福祉の一端を垣間見てしまうわけですが、家計はギリギリです。
すみません。
思わずぼやいてしまいました。^^;