連絡線〜伐開
いよいよ、日吉も雪のシーズンに突入です。
今はまだチラチラと舞う程度ですが、去年は12月中盤からドカ雪に見舞われて、激しく被害の出た山も……。
暖冬とは言え油断なりません。この時期のドカ雪だけは勘弁願いたいところです。
さて、現場ですが。
2年ほど前から施業を続けてきた「明日谷」と、ひと山越えた向うにある「ツヅラ」の作業
道とを結ぶ連絡線の伐開作業が始まりました。
連絡線の開通という、とてもメモリアルな施業なのですが
その前に簡単ですが現場の作業フローを表記しました。
作業フロー:———————————————————
事務方から現場の案内と見積もり(施業指示書=調書)の紹介。
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開設ルートにある支障木の伐開 ※テープにより選木済み、選木は事務方
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重機による作業道の開設
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搬出間伐&切捨て ※切捨ては搬出間伐ついでにできる数列
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ハーベスタによる造材作業
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ハーベスタの取りこぼし木の処理(搬出時に行う場合も)
切捨て ※搬出時や作業道仕上げ時、またはそれ以降に行う場合もある
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フォワーダ+グラップルによる搬出
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トラックによる搬出
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作業道仕上げ
変則的に作業内容が変更される事はありますが、ベーシックにこんな感じです。
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さて、私達のメモリアル施業は、先ほどにも記しましたとおり「伐開」の段階です。
写真は、伐開前、伐開後ですね。
杉が支障木となっているエリアの伐開は、大方済んで。残るは桧エリアの伐開ですが、
この後続く開設作業が難航しそうです。
岩盤が存在するために年内に全線開通は無理ではないかと予想しています。
更に、雪が降ると開通が先延ばしになるので、桧エリアの伐開は重機に追いつかれるまで
待ちます。
コメント
Posted by: スミタ [ 2006年12月13日 18:44 ]
初めまして。
拝見いたしました。
伐開前と後では
日光の射し込み方が明らかに違いますね。
選木された木が無くなっている様子もよくわかります。
Posted by: 西田@日吉 [ 2006年12月14日 05:20 ]
スミタ様:
はじめまして。
>日光の射し込み方が明らかに違いますね。
道一本通すだけで山の相は随分変わります。
変な言い方ですが、60年生の林分と隣り合うヒョロヒョロにシケた林分も、間に道を通すとちゃんと独立した林分に見えてしまうのですよ。^^