胡麻 平迫界隈〜ハーベスターin ~②
今回の施業で平迫界隈には4つの作業道を開設する計画になっている。
既に4つとも開設が完了していて、現在は搬出間伐&造材の段階です。
そんな中。この数日のうちに2件の視察があった。
一件目は2日前。岐阜の森林アカデミーの先生と生徒さん達がこの現場に視察に来られていた。
丁度、前回写真を撮影した地点で視察されていたみたいでしたが、どのような感想を持って帰られたのだろうか。
預かっている現場なので気になります。
昨日も視察に現場へいらした団体があったそうですが生憎その場に遭遇できず。
ハーベスターの造材に追いつかれまいと作業道の奥で搬出間伐を行っていました。
実は今回。 ハーベスターが通常どおり動いていれば、搬出間伐はハーベスターに追いつかれてしまう可能性が高かったのですが、この数日間どうにもハーベスターの調子がよくない。
オペレーターの人に聞いてみれば 「ハーベスターが造材する時、ソーが降りている途中に木を送ろうとする誤動作が起こる」 との事。 ハイパワーのハーベスターの事である。この誤動作が起こると当然の事ながらガイドバーは歪んでしまう。
その為、造材速度は通常の半分程度にまで落ち込んでしまった。
追いつかれないのはいいが、これはこれで問題。
昨日はCAT三菱からメンテナンスの人に来てもらって不具合を直していたようです。
結局、KETO51と書かれたボックスの中で配線の一部が外れていたようで、見事復調したようです。
CATはアフターケアが良いですね。
コメント
Posted by: アカデミー原 [ 2006年12月22日 15:45 ]
先日、視察させてもらったアカデミー学生の者です。午前中に湯浅参事に組合の概要や現場の効率性・生産性、道作りについて詳しくプレゼンしてもらいました。
特に印象に残っていることは、所有者の団地化に関する取り組みと、機械に遊びがないように段取りをしっかりしていることです。午後から現場を視察しました。感想としてはプロセッサーで木を送るときのスパイクが材をいためないのかといった疑問や、劣勢木利用間伐で採算が取れているということにとても衝撃を受けました。
道作りに関しての感想は、ヘアピンカーブで道を傷めないように放射状に枕木を敷いていたことと、洗い越しに特注のL型壁と間伐材を利用していたことが勉強になりました。
Posted by: 西田@日吉 [ 2006年12月24日 11:46 ]
始めまして。
早速、お応えていただきありがとうございます。
なるほど。
造材時のスパイクによるキズ。
私もできる事なら、付けたくないというのが心情です。
実際、スパイクの変わりにチェーンを巻いてみたり、材をつかむ装置が二ヶ所ついていて、伸縮しながら材を送るものや色々あるようですが。
まず、ハーベスターで処理可能な材の直径が直径最大36センチ(大体32センチ前後から材の送りが怪しくなってきます)
林齢や材の色、年輪のつまり具合にもよりますが、悪い木を切る事を旨とする間伐では(28cmくらいから市場行きは増えてきますが)大抵がベニヤ工場への搬出となります。
今年ベニヤ工場へ視察に行ってきたのですが、スパイクやカッターによる材へのキズは問題ないとの事です。
いろいろな機種を現場で試してみて「速度」「使いやすさ」の点でケトーが一番だったと思います。
あと、日吉の山では、まだ市場行きクラスが頻出する事が無い事や未だに細かい木が密生している山が多い事などからこの機種をチョイスすることになりました。
また、疑問やご意見等ございましたらご連絡ください。