待ってるからな
打合せ事項があり、大先輩の事業体の現場へ行ってきました(短距離の運転ぐらいは問題なくできるので)。そこは、何度かご紹介している私の師匠が働いているところです。実はこの事業体から数日前に手伝いの依頼があり、お受けした直後にヘルニアを発症。ドタキャンとなってしまいました。
丁度休憩となり、早速、造材の手を休めた師匠の横へ。
師匠曰く、「そんなに具合が悪そうにも見えねぇじゃねぇか」
たしかに、外見上はなんともないので、説明に窮していると、
「あんまり稼ごうとするから(体を)ダメにするだ」
完全にお見通しでした。恐れ入りました。何年ぶりかで、いっしょに伐倒ができると楽しみにしていたのですが、たぶん"ヘナチョコ"と思われたのだろうなぁ。
そして別れ際、 「また来いよ、待ってるからな」 ...なんとも、重く嬉しいひと言。一人前とはいわずとも、60パーセントくらいには見てもらえてるのではないか、そんな瞬間でした。
木が伸びている現場です。早く治して、いっしょに"出し"をやりたい! 久しぶりに血が騒ぎました。
コメント
Posted by: ふるだぬき [ 2010年8月26日 16:53 ]
良い山ですねえ・・・
こういう山に行く機会が少ないので、たまに見るとうれしくなります。
Posted by: ふるだぬき [ 2010年8月26日 16:55 ]
良い山ですねえ
普段は、「困った山」とか「まだまだの山」を見る事が多く、先日も「歴史に残る著名な山」に入ったにもかかわらず、「まだまだ未熟者」だったことに気づかされました。
こんな「良い山」が増えると、山も面白くなるのですがねえ。
Posted by: かなめ [ 2010年8月26日 17:52 ]
歴史に残る著名な山でも、全体が良い状態であるとは限らない、というのが常のようですね。特にお仕事柄「困った山」を見る機会が多い(と言うか、全体の量としてそれが多いのでしょうか)ふるだぬきさんのお話からは、いつも鋭い危機感が伝わってきて、勉強になります。
先入観や日常というベールを取り去り、歴史規模の時間の中で、今の山がどうなのかという点や、どうしてゆくべきなのか、という視点を持つことは、山づくりには欠かせないことですよね。
次回来村の際には、例の天然生の若いカラマツ山へもご案内しなければ…。