伝統的手法
シカ避けの柵の見回りをしていて、妙に長いあいだジッとしている人に出会いました。案山子であることに気づいたのは、数メートルのところに近づいたときです。
動物たちは学習能力を持っているので、案山子もそのうち安全な異物として仕分けされてしまうのでしょうが、人間が何度見ても「ギョッ」とするリアリティ。やつらには通じないのでしょうか。
爆発音に光や反射テープ、高周波音にライオンの糞、いろいろやっていますが、結局は原点に戻ったこの一手が一番効果的なように思うのですが、どうなんでしょう。
それにしても、この作者、かなり人間を観察していることだけは確かなようです。