今年も林業体験
東京都町田市の保養施設があるという縁で、地域の役員の皆さんの支援で行われる、町田市の小中学生による林業体験。今年でもう4年目になりました。
体験内容は、手鋸を使った除伐作業が主ですが、除伐とは言っても、慣れた子供はシイタケが植えられそうな太さの木にもどんどん挑戦します。
でもご覧のように、子供3~4人に対し、大人が2人で指導する体制なので、理想的な状態で体験活動ができます。
そして私が一番楽しみにしていたのは、休憩のときなどの人の交流です。このような体験と結び付きが、単にこの地域のかかえる問題、という狭い範囲ではなく、この国が今直面している問題の解決につながるに違いありません。
役員の一人から、印象に残る経験談をうかがいました。それは「問題解決能力を持つ子供は、たずねてみると決まって何らかの野良仕事のDNAを持っている」ということ。「何を言っているのかわからない」という方には、海でも山でも結構ですから、地域の人たちといっしょに自然相手の作業をやってみることをおすすめします。
今年は、役員のアイディアでシイタケの駒うち体験も加わりました。伐った木の利用の体験。そして、来年以降になれば先代が植菌したシイタケの収穫も体験できるかもしれません。また楽しみが増えました。
雨の日に備え、2重のプログラムを用意しなければならず、すっかりブログの更新が留守になってしまいました。でも、レタスの植え付けが本番に入ったにもかかわらず、子供たちのために貴重な1日を割いてくれた役員の皆さんのことを考えると、まだまだ甘いなと反省しています。
コメント
Posted by: 飛魔人 [ 2010年6月 2日 23:51 ]
こんばんは、初めまして。
ちょっと気になったので、コメントさせて頂きます。
>決まって何らかの野良仕事のDNAを持っている」ということ。
>「何を言っているのかわからない」という方
多分、私が辿りついた答えであっていると思うのですが、文章・文脈通りに解釈したら絶対に判りません。
「DNA」は遺伝子の事ですから、大意として解釈すれば「両親や先祖から受け継いだ、生物としての資質・形質を決定付けるもの」となると思うのです。
しかしながら、「野良仕事」は”資質・形質”に左右されるものではありませんから、文意が破綻しているのでは無いでしょうか。
「DNA」は素直に「経験・体験」とした方が、誤解無く伝わると思うのですね。
その発言をされた役員の方が、本気で「DNA」だと考えているのであれば、「サラリーマンの子弟には問題解決能力が無い」と言っている事になってしまいますし、記事の様な活動自体を無意味と言うと同じ事になってしまいます。
単語本来の意味とかけ離れた用い方をすると、上記のような”あらぬ誤解(かなり、いぢわるな解釈ですが)”を受けかねないので、そっと耳打ちされた方が良いかもしれません。
Posted by: かなめ [ 2010年6月 3日 22:10 ]
飛魔人様 コメントをありがとうございます。
ご指摘のとおり、野良仕事のDNAではなく、野良仕事の経験・体験が
正確な言葉の用法です。そして、間違った用法は誤解のもととなります。
であるのに、この役員の方の言葉に納得してしまった自分と、その間違いに
気づかずに掲載してしまったことをお詫びいたします。
役員が代わって間もないので、早く「そっと耳打ち」できるような関係を
築きますね。
ところで「サラリーマンの子弟には問題解決能力が無い」という点に
ついてですが、役員の方の言葉をはぶきすぎました。時間が経ったので
定かではありませんが、「両親が野良仕事の専業でなくとも、確かめて
みると、祖父母が兼業も含め従事している」というようなことをおっしゃって
いました。
もちろん、そうは言っても上記のように環境因子としての関係を
言っていることに変わりはありません。