横の動き
4月4日の風倒防止で紹介した現場。遅れに遅れて、今日ようやく着手となりました。立木から立木へ、高い場所でワイヤーを張る作業ですが、これが設計どおりうまくできずに手間どってしまいました。
二本の立木に見合う高い支点をニ方向から取ることができなかったため、一方向の高い支点からロープを下げ、横方向へは水平に張る(はずの)ロープで移動しながら作業を行う予定でしたが、恐れていたとおり、込み合った針葉樹の枝でこの水平ロープがほとんど使い物にならず、急遽、宙ぶらりんになりながら、枝から枝への手長猿方式の動きとなりました。結果的に、いわゆる「横の動き」というのを、思う存分楽しむことになりました。
慣れた人ならすぐに終わってしまう作業なのでしょうが、半分練習のような、考えながらの動きになってしまい、終わらせることができず、ご覧のようにロープを残したまま、明日続行ということになりました。
このモミとともに、昔から地域を水害から守ってきた神様に、慣れない作業を無事に進められたことの御礼を言って、帰途に着きました。
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