また遅れる
我が家に時々珍客のあることは、以前から何度もお伝えしていますが、この珍客、時を選ばずにやって来るうえに、緊急の場合が多いのが困りものです。
一昨日の朝、仕事の支度をしてさぁ出発というときに、村内から電話が入りました。「鳥が窓ガラスにぶつかって、動けなくなっています」とのこと。動物の野生復帰は、人間の救急救命率と似ているところがあって、保温などの処置が早ければ早いほど回復がスムースな場合が少なくありません。仕方なく「すぐ行きます」と言って電話をきり、問題の鳥を回収しました。
幸いケガがないようなので、カイロで温め、しばらく軽トラの運転席で様子を見ていると、元気に飛びはじめました。今回は拾った方の対処もよく、鳥が暴れないように外が見えない手提げ袋の中に、保温用の布といっしょに入れておいてくれました。これは大切な二つの基本です。
おかげで、1時間半の遅刻。また現場の工程が遅れましたが、鳥は無事に山に帰っていきました。よかったよかった。
元気に動きはじめたシメ。北海道では繁殖していますが、本州では普通、冬の鳥です。スズメよりも大きく、ぶっ太いくちばしが目印。咬まれると痛いのですが、この子はおとなしかった。
コメント
Posted by: somanba [ 2010年2月21日 23:31 ]
無事に山へご帰還で何より。
ふくふくした体つきをみて、イカルを保護した時のことを思い出しました。
この時期の山は、鳥たちが人を恐れず平気で傍に来るような
気がするのですが?
多分ルリビタキ(雌)がはい積みの上に遊びに来ます。
妙に饒舌でまね上手な鳥が居るのですが姿が見えず。
携帯のボイスメモで録音でもしてみようかしらん。
Posted by: かなめ [ 2010年2月22日 05:39 ]
たしかに、厳冬期は妙に近くまで鳥が来るように感じる
ことがありますね。そんなときは仲間として認めてもらえた
ような気がして嬉しいものですが、けっきょくは皆、また森の
中へ行ってしまい、こちらの意識も再び人間界に戻ってきます。
近ごろ佐久地方で饒舌なやつと言えば、ガビチョウですね。
いろいろなサイトで鳴き声を確認できるので、ためしてみて
ください。我が家で録音した個体は、私のわかるものだけでも
イカル、ジュウイチ、キビタキ、ウグイス、ホトトギス、モズ、
コジュケイ、を混ぜていました。