再び百名山へ
今週末にツアーの皆さんを案内するため、金峰山(きんぷさん)と瑞牆山(みずがきやま)を歩いてきました。ただのギャラリーになってしまいますが、せっかく行ってきたので画像をあげておきます。
金峰山への稜線から見た瑞牆山、一度見たら忘れない山容です。
好きなことは仕事には向きません。7時の入山から16時に登山口に戻るまで、ほぼ歩きっぱなし。体の衰えを痛感するだけで、おもしろくもなんともない山行でした。山はもっと味わうものなのに...。
今週末にツアーの皆さんを案内するため、金峰山(きんぷさん)と瑞牆山(みずがきやま)を歩いてきました。ただのギャラリーになってしまいますが、せっかく行ってきたので画像をあげておきます。
金峰山への稜線から見た瑞牆山、一度見たら忘れない山容です。
好きなことは仕事には向きません。7時の入山から16時に登山口に戻るまで、ほぼ歩きっぱなし。体の衰えを痛感するだけで、おもしろくもなんともない山行でした。山はもっと味わうものなのに...。
二日続けて、村と関係のある皆さんを山へ案内しました。一昨日は、村内に施設のある東京都三鷹市からのお客様を、秋のハイキングツアーで山梨の清里周辺のハイキングコースへ。昨日は、甲武信ヶ岳に面した三つの自治体が集う源流サミットの一環として、県内の千曲川流域町村からのお客様に加え、千曲・信濃川つながりで、はるばる新潟市や十日町市から参加した皆さんを、千曲川の源流までご案内しました。
八ケ岳山麓というブランドとして確立されたエリアに加え、今回のお客様と話す中で、千曲川にも「何か機会があれば、ぜひこの川の源流をたずねてみたい」と考えている方が少なくないことを知り、地域資源があり、そこへ足を運んでくれる方がたくさん居る中で、次の段階、つまりさまざまな有機的な結び付きへ進むことができずにいる、まだ「入り口」なのだな、ということがよくわかる二日間でした。
ああすれば良い、こうすれば良い...、とイメージはあるのですが、行動が伴わないなぁ。
毎年行われる行政主催の森林祭に、今年は地元の林業・木材業の青壮年団体の事業として参加してきました。
これは毎年お約束の、育林作業のための道具たち。ズラリと並んだ、参加者用のヘルメット。
育林作業に加え、今回はチェンーソーアート、キノコの解説、伐倒の実演など、盛りだくさんの内容で、お昼の後に行われた、私たち新緑会の巣箱作りと、唐松会という佐久市周辺で活躍する同業者団体が行った、小屋作りは、子供たちに人気でした。最後の棟上では、上からお菓子がまかれ、本物の建築現場のような締めくくりとなりました。
新聞などで募集がかかった割には、まだ一般の方の参加が少ないように感じます。
昼食の準備(豚汁がおいしかった!)や駐車場など、主催する皆さんは大変になりますが、関係者と同数くらいの一般参加があると、もっと盛り上がるのではないでしょうか。
日本百名山という随筆があります。文筆家深田久弥氏が、本人の定めた基準に基づいて選んだ百座について記したもので、山歩きをする人たちの中には、この百座に登ることをライフワークとしている人も少なくないようです。そしてその中のふたつ、甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)と金峰山(きんぷさん)への登山口がある関係で、近年、この百名山に関連した登山ツアーのお客さんが、たくさん村に来てくれるようになりました。
石川県と富山県から見えたお客さんを、甲武信(山梨、埼玉、長野の三県にまたがるので、この名があります)の小屋一泊で案内してきました。私にとっては何十年ぶりの山小屋泊まりで、実に印象的な二日間をすごさせてもらいました。下界ではお世話になることのなくなってしまったランプの灯を見つめていると、なんとも言葉にはならない、たくさんの思いが胸をよぎっていきます。
はるばるやってきた皆さんを、山は裏切りませんでした。
天気の良い日が続いたので、足元が乾いていて歩き易く、苔に覆われた樹林帯の縦走が気に入ってもらえたようです。
雄大な自然・小屋の魅力・歴史。14年前から思っているのですが、この地域資源の素晴らしさを、なんとか一人でも多くの地元の人にわかってもらいたいのです。
これを見たとき、イーグルスのホテルカリフォルニアのジャケットを連想しました。標高1300mの野辺山高原。これまで強風から農地を守っていたカラマツが、まるでフェニックスかヤシのような樹形になっています。
隣村で行われた施業なので、場合によっては自分にも関係があったことかもしれません。
木の所有者からこの相談があった場合「自分だったらどのように対処していただろうか?」と、あれやこれや考えました。防風の効果についてもさることながら、こいつら(カラマツ)がこの後どのように育ってゆくのかを見守りたいと思います。
なかなか君らの声を翻訳できないが、とにかくがんばれよ。
長野放送のグルメ番組取材に同行して、村の最奥部にある岩場へ行ってきました。目指すは幻の食材と言われる、イワタケ科の地衣類の採取。
「幻」の所以は、深山幽谷の霧が育む食材であり、時には危険な思いをしながら入手しなければならないからだそうで、今回は岩場にたどりつく過程も含めての撮影でした。
頂上から命綱をたよりに岩場を下ります。名人の案内で崖を見下ろすスタッフの皆さんは、緊張した面持ち。
岸壁に張り付くアナウンサーを撮影するため、はるばる長野(この日は新潟)から飛来したヘリ。
近ごろ仕事に対する姿勢が腐っている自分にとっては、新鮮なプロ根性との遭遇でした。名人の指導のもと、果敢にイワタケ採りに挑戦するアナウンサーの平松奈々さん。立派です。
下山後、調理のためにイワタケを洗いながら、森林セラピーやアグリツーリズムで肝となる「地元食材」への自分の弱さを痛感しました。食痴であることも大問題ですが、それ以前に「もてなす」気持ちが無い...。こういうことは適性だから、しかたないのなかぁ?
放送は10月30日 19時~20時です。NBS放送圏の皆さん、ぜひご覧ください。
先週末の報告をふたつ。お隣の県(と言っても、車で15分ほど)の清里で行われた『森の音楽祭&木の来た道上映会』という行事で目にした小さな削ろう会の石斧です。蛇紋岩という鉱物でできており、実際に体験してみると「石はこんなに切れるのか」と言うほどの切れ味でした。
大工さんによる釿(ちょうな) の実演も見せてもらいました。細い丸太であれば、見る見る角材になってゆきます。
そして今回の一番の感動がこれ。製材機では絶対に不可能な、曲りなりに製材してしまうという加工方法。手道具だけで小屋をひとつ建ててみたい、という気にさせられました。
こちらは地元産のスギで簡単に組み立てられる棚。(残念ながら、さすがに機械加工ですが(笑))こういうキットが売られるようになれば「国産材は使いたいけれど、家を建てるのは無理」という人でも、簡単に木を楽しむことができると思います。
ところ変わって、長野県は伊那市の長谷というところで行われたアーボリカルチャーの実習会。今回はケヤキの枝をロープで伐り下ろす作業でした。私も登らせてもらったところ、ほぼ邪魔をするだけになってしまいました。でも、新たな道具やテクニックを体験できて大満足。大勢での樹上作業は、それなりに注意しなければならない点も多いけれど、楽しいものです。次回行われる、10月末の研修にも少しだけ参加させてもらうことにしました。
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