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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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ブル集材

 

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何年ぶりかでブルドーザーによる集材の現場に行きました。今回も、村の先輩グループのお手伝いです。本業のレタスの植え付けがはじまり戦力ダウンしているところに、ご覧のようなハードな現場が重なり、若手(?)の私に声がかかりました。一面立木の無くなった斜面にポツンと見える黄色い点がブルドーザーです。

 


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 これがブル君のアップです。イワフジのCT35。私の写真の腕前がもう少しよかったら、けっこうな傾斜であることと高度感を表現できるのですが残念。運転台に乗ると高度感が増し「大丈夫なの?」という感じがします。後部についているウインチからワイヤーを引っ張り出して目的の材木のところまで人力で延ばしてゆきます。これがかなりの重労働です。

 


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 山の上では、材木にワイヤーをかけて、「巻け」の合図の前に、滑り落ちる材木に巻き込まれないように退避します。この皆さんが60代後半から70代の先輩です。たぶんその歳になった頃の私には無理でしょう。

 

 

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 オペレーターが「おーい、巻くぞ」の合図。ワイヤーは100m、めいっぱい引き出しました。


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 材をおろした後、そのままブルで土引き(どびき)と呼ばれる材運びを行います。当地ではなだらかな山が多いので、このブル集材が主役です。

コメント

Posted by: つうくん   [ 2009年5月17日 16:32 ]

まるで北海道の様な現場ですね。
このあとこの跡地は造林されるのでしょうか。

Posted by: かなめ   [ 2009年5月18日 21:54 ]

つうくん様

 北海道にはこのような光景がよく見られるのですね。
私には、よくテレビで目にする九州のようにも思えましたが、
ちと傾斜や機械が違いますでしょうか。いずれにしても
行って見たことがないのでよくわかりません。

 山の所有者には跡地造林の予定はありません。とにかく
木を売る必要があって伐った、ということです。私には何とか
コンサルティングをしたいという気持ちはあるのですが、
その前に、これだけ目立つ現場ですから、森林所有者の
ための組織が何とかするかもしれません。私が請負で造林を
行なっても、当地の場合は村が補填する造林補助金の
不足分は、森林組合の施業だけに認められますので、
たいへん厳しいことになります。

 とは言っても、ほっておくことには後ろめたさを感じます。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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