16日は確定申告の締切りでした。生まれてから2回目の経験で、ようやくつっかえることなく申告することができたのですが、もうひとつの落とし穴がありました。
画像を見て何が写っているのかを理解できる人がどのくらい居るのか、とても興味のあることです。
要林産は僻地に所在しているため、設立当初にITで納税申告ができるe-taxなるものに注目しました。なにせ、地域の税務署に出かけるとなると、まる一日はつぶれますから、お金の操作も含めて、事務所からできるとなると大きな省力化になるわけです。
で、結論から申し上げると、現状ではこれをやりとげた自分はかなりのもの好き、と言うか、オタクなのではないかなと思っています。以下は興味のある方だけどうぞ。
これを実行するためには、まず役場で住民基本台帳カードなるものを作る必要があります。このカードはそのまま住民票の代用品になるようですが、ネットでカードリーダーを購入し、それからカードが使い物になるまでに何度か役場担当の手を煩わさなければなりませんでした。煩わしすぎて、いったい何がどのように煩わしかったのかを記憶していませんが、担当の兄はとても責任感の強い人で、とにかく使えるようになるまで徹底的につきあってくれました。
「行政のサービスって、ほんとに大変だな」と思い、かつ、担当者の拘束時間という面で、納税者としてかなりの優越感を覚えた次第です。悪い住民です。この時点で役場オタクなのではないかと自問したほどです(以前から、そう呼ばれているような気もしますが)。
次に申告用ソフトをダウンロードして、申請書を書くわけですが、これは昨年もやっていたので問題なく通過しました。ところが、いざ申請書を送信する段になってワケがわからなくなりました。昨年の段階で自分なりにマニュアルを作っておけばよかった...。苦しまぎれに所轄税務署に電話をすると、これが素晴らしかったです。もちろんフリーダイアルではありませんが、電話は即座に所轄署内の専任オペレーターに引き継がれ、懇切丁寧な説明を受けることができました。この対応内容の水準は、かなり民間サービス業に近いものでした。研修は間違いなく外注したでしょうし、「金がかかってる」とは思いましたが、とにかく無事に、二度と電話をすることなく申告をすることができました。
申告の次は納税ですが、ここで官民の差を改めて感じました。だってITバンク系の手続きのなんとやり易いこと...。とてもひとさまに言えるような額ではありませんが、お金はすんなりと動いてしまいました。
「ITは道具であって決して目的ではない」いつもそのように自分に言い聞かせてはいるのですが、またハマってしまいました。でも、今回は問題点をきちんとテキストに残したので、次回からは快適な申告(民主主義が過渡期のこの国ではそんな申告は無いのですが)ができるはずです。
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