まだまだ現役です
6輪駆動の大型トラック、通称いすゞロッキーを紹介します。先日お世話になった山梨県明野の現場で、大先輩のきこり軍団が木材搬出のために乗り入れているところを撮影させてもらいました。みんなロッキーと呼んでいるだけで、正式名称がわかりません。ネットで検索してもよくわかりませんでした。
姿からも想像できるように、山土場からの積み出しには圧倒的な威力を発揮します。一度だけ空車の状態で運転したことがありますが、レトロですよ。曲がり終わってもウィンカーのレバーは自動的に戻るようになっていないので、運転者が自分の手で戻します。
画像ではわかりませんが、タイヤチェーンでいっぱいになっているフロントバンパーには強力なウィンチが載っており、急傾斜でも立木があればワイヤーを使ってグイグイ登って行ってしまいます。使い勝手の良さから、林業地ではまだけっこうな数が生き残っているようです。ただし、当然ながらブッ壊れたときの部品に苦労するようで、この日もオイルポンプに不具合が見つかり、先輩たちは頭をつき合わせて作戦会議開始。そして驚くべきことにディーラーに部品が有り、慎重に隣村の工場まで修理に降ろそうということになりました。この車の構造を良くわかっている修理工が残っていることも、山間地の工場ならではのことかもしれません。