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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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新しい道具たち

おくればせながら、みなさま新年おめでとうございます。帰省していたため書き込みが遅くなりましたが、本年も昨年同様、どうぞよろしくお願いいたします。


 興味のない人にはつまらないものですが、昨年12月に要林産の仲間入りをした新たな道具たちを紹介します。みな樹上作業で愛用しているものです。

 一目見て気づかれたかと思いますが、これだけの種類の道具を選択するには、多くのノウハウの蓄積が必要です。購入する手間もさることながら、そういうノウハウをも教示いただけたという点で、昨年参加した研修会の意義はとても大きなものでした。


090105saddle1.jpg

  腰につけるハーネス(サドルとも呼びます)に一式を取り付けた状態です。
 ハーネス:バッキンガム社製 デラックスマスターⅡ
 画像左から
 手鋸(黄色い鞘):シルキー製 スゴイ
 チェンソーロープ(赤と黄):ホームセンターの切売り
 プルージックロープ:サムソン社製3/8" スタンダードプルージックコード
 (ダブルロープのフットロッキングで使用します)
 スリング(紫):コング社製チューブラーテープ60cm
 スリング(緑):同 30cm
 エイト環 :忘れました たぶんブラックダイアモンド社製
 30cmテープとエイト環をつけているパドルカラビナは不明


090105saddle2.jpg 

  ハーネス前側の状態 画像左から
 スプリットテールキット:
   テンネックスプルージックコード
   CMI製マイクロプーリー
   ペツル社製Am'Dボールロックカラビナ
 ランヤード:
   サムソン社製5/8"ダブルブレード(10'クリップアジャスターつき)
   ペツル社製マイクログラブ


090105rope.jpg

 左から
 スローライン:サムソン社製Zing-It 180'
 クライミングロープ:サムソン社製 ベロシティ 150'
 (7/16"ダブルブレードのセミスタティック)
 ロープにかぶさっている黒い筒状のもの:ハウスチューブ
 左下の赤いの:バッキンガム社製パウチ 10oz
 マニュアル:ISA製
  アーボリスツノッツ フォー クライミング&リギング

コメント

Posted by: 木曾仙人   [ 2009年1月14日 09:13 ]

かなめ様、新年あけましておめでとうございます。
遅ればせながらご挨拶申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。


 素晴らしい樹上ギアの数々、見事なものですねえ。
 よだれのでる欲しいものばかりです。さぞかし出費も大変だったでしょう。


 小生も揃えたいのですがこちらではあまり出番がないもので昔のロッククライミングのギアで間に合わせております。

 ひとつ気になったのがクライミングロープの細さです。このロープでツインですか?ダブルですか?


古い技術で申し訳ないのですが私はエーデルワイス10.5ミリ60mをダブルで使っています。


命を預けるメインロープはやはりしっかりしたものを選び一回、落したらすぐ交換したいものですね。


 いろいろと小うるさいことばかりカキコしてすみませんが、本年も長屋の住人として参加させていただきたく、よろしくお願い申し上げます。
 

Posted by: かなめ   [ 2009年1月15日 09:33 ]

木曾仙人様 こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 自己満足的ギア公開へのコメントをありがとうございます。推察のとおり、出費は零細な個人事業主には大きな負担になりました。平成20年の予算がガタガタに狂い、いまだに立ち直っていないほどです(笑)。
 
 ロープは端的に言うとダブルの状態で使用しますが、アッセンダーでの登りの際はシングルです。
 また、このダブルはロッククライミングの場合と様子が違っています。トップの支点を常にロープがスルスルと動く状態になっていて、ロープの一方の端末はクライマーのハーネスに固定されており、もう一方のロープとクライマーのハーネスがプルージックで結ばれています。樹上で作業する際、このプルージックの調整により常にロープはテンションがかかった常態か、少しだけ緩んだ状態で保たれますので、落ちた場合、横へ吹っ飛ぶことはあっても大きな落下はありません。

 画像のロープ(約11ミリ)は樹上作業専用に作られたものですが、実はその前に、私も木曾仙人さんと同じようにエーデルワイスのプロライン(スタティック10.5ミリ)を使っていました。これは上記のようなプルージックを利用するスタイルではまだ試していませんので、いずれ落下の心配のない場所で使い勝手(プルージックとの相性など)をためしてみたいと思います。また、ダブルブレードのロープに関しては、今回受けた研修で目視によるチェックが有効であるということを聞きました。落下事故を起こさないよう、耐用年数や洗濯も含め、まめにメンテをしようと思っています。

 それでは引き続き、ためになる技術談義やコメントをくださるよう、よろしくお願いいたします。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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