森林療法先進地視察
念願かなって、ようやく森林療法先進地である長野県信濃町におじゃますることができました。
信州そまびとクラブが今年度行っている[森林セラピー入門 連続講座]の第3回目のお手伝い(バスの運ちゃん)。きこりにとって森は日常ですが、それでもやっぱり森に癒されてきた二日間の様子をお伝えします。
黒姫の美しい景観や森の力もさることながら、私にとっては始めてお会いする参加者とのふれあい、そして同じブログ長屋の住人であるこーりきーさんにお会いできたことが大きな糧となりました。
今回の参加者はいずれも佐久市周辺の皆さんで、森林セラピーに関心のある人たちです。われわれ林業関係者は、こういう人たちが森の力により理解を深めて、地域の森に直接かかわったり、その活用に新たな道をつけられるよう、環境を整えてゆかなければならないのだと思います。
こーりきーさんのお話からは、仲間や理解者の存在が「事業化」や行政への働きかけに欠かせないものであることが、痛いほど感じられました。そしてちょっと横道にそれますが、従来の林業の視点では、「伐らなければならない」としか考えられない過密林分であっても、多様性という視点から、あえて所有者に願い出て残しているという点が、たいへん印象に残っています。それからもうひとつ。おもてなしのセンスというのは、やはり適性なのだなぁとつくづく知らされた二日間でもありました。
森に入る前のアイスブレーク。こうした手順ひとつひとつが、参加者の気持ちをほぐして、案内人への信頼や心の解放をうながします
黒姫童話館にて Somanba meets Yamanba !
コメント
Posted by: こーりきー [ 2008年11月 3日 17:40 ]
お会いできて
本当にうれしかったです。。
そして
素敵な御仲間達でした(^^)
Posted by: somanba [ 2008年11月 3日 19:41 ]
げぇ~!
正体がバレちゃった。
Posted by: somakudo [ 2008年11月 4日 06:23 ]
こーりきーさん、本当にお世話になりました。
参加者の中には「こういった恵まれた自然環境があるからできるんだ。」
と言ったような声も聞こえましたが、勿論それもあるでしょうが、
何よりもこーりきーさんを始め、信濃町の皆さんの熱意によってできたあがったものだと思います。
佐久では佐久のセラピーができればいいかなって思います。
Posted by: かなめ [ 2008年11月 4日 18:31 ]
こーりきーさん
濃厚な二日間をありがとうございます。ようやくお目にかかることができて、嬉しかったです。おかでさまで、森林療法のイメージがより確かなものになりました。
またぜひ、今度は家族を連れてうかがいたいです。そして、いつか当地でも再会できる日のくることを願っております。
Posted by: かなめ [ 2008年11月 4日 18:41 ]
somanbaさん
>正体がバレちゃった。
だいじょうぶですよ。画像には4人も登場人物が居ますから。
このたびの研修、参加させていただいたことを本当に感謝しております。地域にあれだけ熱心な皆さんが居るのを知ったことも大きな収穫ですが、おかげさまで、ようやくそまびとが事業としての保健福祉への森林利用に踏み出すことができた、ということが嬉しく、これからの展開が楽しみです。
またお手伝いできることがあったら、遠慮なく声をかけてください。
Posted by: かなめ [ 2008年11月 4日 18:58 ]
somakudoさん
>「こういった恵まれた自然環境があるからできるんだ。」と言った方もひょっとしたらこのブログをご覧になっているかもしれませんが、たしかに黒姫の環境がすばらしく、地形条件も優れてはいても、私も根本はソフトなのだと実感しました。
誤解を恐れず言えば、森林療法からは離れてしまうかもしれませんが、都市公園のようなちょっと森とは言えないような場所でも、木々の力を借りること、感じることができるはずです。
間に人が介在することで、心が解き放たれ、自己の中に何かを見つけ出す。ときとして、それは失われた時間なのかもしれない…。
重要なのは、ケアする側が心得なければならない最低限度の技術や約束と、自分たちが活用するフィールドについてどれだけ深く知っているかということなのではないでしょうか。
佐久に眠る地域資源の探索が急務だと、今回の研修で直感しました。
Posted by: こーりきー [ 2008年11月 5日 17:57 ]
somakudoさま
この場をお借りして・・
町づくりに対する熱い思い、
なにか
同じものを感じました
今度は・・森林セラピーだけではなく、町づくりの話をお酒を飲みながら
熱く語り合いたいものです(^^)