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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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クマったヒトたち

080918gomi1.jpg


シカよけ電気柵の手入れをしていて、不法投棄されているゴミを見つけました。生活ゴミをつめたレジ袋が、道沿いの藪の中に10個くらい投げ込まれており、そのうちのいくつかが、動物に食い破られて、中のゴミが散らばっています。
 この手の食い散らかしをやるのはカラスが代表格ですが、今回はカラス以外にも参加者の居たことが、すぐにわかりました。


080918gomi2.jpg


 散乱するゴミの横で、カラマツの根の下が深く掘り返されています。根の周りにはおびただしい数のアリたち。このゴミはツキノワグマも里へ呼び込んでくれたようです。見回すと、他にも数本同じように掘り返されています。これだけ根を掘られると、何本かは枯れてしまうかもしれません。


 畑わきの廃棄野菜もそうなのですが、動物たちに「おいで」と言わんばかりに餌をふるまう一方で、やっかいだから…、恐いから何とかして欲しい、と猟友会に手間を押し付ける、想像力ある動物であるはずの人間の、退化がかなり進行している証です。

コメント

Posted by: こーりきー   [ 2008年9月19日 15:51 ]

うーーん
>想像力有る動物・・人間

想像力ってなんでしょう?
もののないものにお金を出して
貸し借りして
売買までして
それを想像力とも言うのでしょうか?
ならば
その先に待っているものがなにかを捉えるのも
想像力なのでは?

人間って
本当に想像力があるのでしょうか・・・・(^^)
どちらかというと
行き当たりばったりの動物のような・・・・・・

Posted by: somakudo   [ 2008年9月20日 06:56 ]

昨日はコメント投稿しようとしたが、このサイトに接続できなくなり
あきらめました。
ちょっとこのサイト(鯖)は重いですよね。

それはさておき、写真をみて一言。
「なんじゃこりゃ」
このゴミの中に、現代社会の幾つもの問題点が見え隠れします。
一昨日のTV番組でやっていた予言まで、人類もたないかもしれませんね。
はぁ…。

Posted by: かなめ   [ 2008年9月20日 07:07 ]

こーりきーさん
 手厳しいですね。虚業の生み出す破綻にかなり怒っているご様子。でも、一見行き当たりばったりのような経済ゲームでも、きっと想像力のある人は損しないうちにとっとと次の儲け先に手を延ばしているんじゃないですかね。
 私のように行き当たりばったりの者には、それこそ想像もつかないような想像力を持つ人が(ややこしい)、この世には居るような気がします。
 でもやっぱり、偏在する富がみっともない使われ方をしているところを見ると、それは想像力ではないのかもしれない…。

Posted by: かなめ   [ 2008年9月20日 07:17 ]

somakudoさん
 昨日はサーバに何か不具合があったのかもしれませんね。日中、私も接続することができませんでした。
 画像にある散らばったゴミはごく一部です。私は全量を把握していないのですが、昨日確認に行ってくれた役場担当者もぶったまげるほどの捨て方だったようです。
 人類はもたなくてもいいから、せめて他の生き物に迷惑がかからないようにしてほしい、などという無責任な気持ちになってしまいます。

Posted by: こーりきー   [ 2008年9月20日 09:17 ]

かなめさん
久々に書きたくなってしまっています・・ハハ
ご勘弁を。。

儲けることに長けている人は
ひょつとすると先を読んで・・もう次ぎに行ってしまっているかも知れません(今の混乱を鼻で笑いながら)
・・・でも
我々は
儲けることに関して想像力は足りないかも知れませんが
確実に
素晴らしい
水と
森と
空気と
仲間と
なんとか・・村10分を持っております。
そして
確実な、目に見える現場も持っています。

きっと
これに優るものは
世の中にはないと思っています。
そして
本気で持続可能なヒトの先を
想像しているのは
我々の方ではないのでしょうか・・・・ハハ
釈迦に説法でした・・・すみませんです

Posted by: かなめ   [ 2008年9月20日 09:37 ]

こーりきーさん
 釈迦に説法なんてとんでもない。再認識をさせていただき、元気を取り戻しているところです。
 数日前の材木に関するやり取りを読んでいただくとわかるかもしれませんが、このところ「所詮はグローバリズムの前に、自分は何もできないのではないか」としょぼくれております。
 山の木を工業製品化して売りさばく企業や商社の皆さんと、金融商品を扱う人たちは領域も違うし、実業と虚業の違いがある、と言われるかもしれませんが、どうも私の目には同じひとかたまりに見えてしまう…。
 水、森、空気、仲間とともに、持続可能な未来を想像する。そうでしたね、それを一本背筋に通してやっていかないと、本当に蝕まれてしまう。
 傷つき疲れはててやってくる人が、こういう場所、事があって本当に良かったと思えるようにするためにも、えんやこら今日も山へ通います。
 それでは、ちょっと遅い出勤になりましたが、行ってきます。

Posted by: 麻衣(ムダ毛格闘中)   [ 2009年5月16日 13:34 ]

こんにちは。まいです

山の中にゴミを捨てるなんて
いやな人もいるんですね
しかも気の根元が掘り返されてるなんて。
それはだれがやったんですか?
アリやクマがやったとは思えないですけど。
また来ます

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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