木協(もっきょう)の会議
長野県木材協同組合連合会という団体があります。恥ずかしいことに、この業界の住人であるにもかかわらず、何度か耳にしながらこれまで実態を知らずにいた組織です。その会議に先日出席させてもらいました。メインの議題もさることながら、私にとっては「今まで参加の機会がなかった」という根本的な部分で考えさせられるできごとであり、その問題の根の深さに、4日が経過した今もモヤモヤとした気持ちが続いています。
いちばんの議題は、合板メーカーの動向に関する情報共有と、今後の対応についてです。これまで建築などに使われる合板(いわゆるベニヤです)の原材料は、ロシアからの輸入材がメインだったのですが、プーチンの政策により高い輸出関税がかけられるようになり、主力を国産材に変える動きが活発になっています。単純に「売れるようになって良かったね」ということで済めばよいのですが、いかんせんその消費量が膨大なために、現在、地元の材で細々とやっている、言わば絶滅の波を乗り越えてきた地域の製材業者が、材料の高騰や不足によってやって行けなくなるという危険をはらんでいるのです。
上記のモヤモヤと合わせて「どうしてこんなことになるのだろう」と、実はもう半年以上も考えているのです。値のあるうちに皆伐をしてお金にし、あとは自然に木が生えてくるから大丈夫、という山が、この村にもチラホラ見られるようになってきました。
コメント
Posted by: た~ [ 2008年8月31日 10:17 ]
長野でも造林未栽地問題って起きてるんですね。
さて、今回のかなめさんの「モヤモヤ」は現在日本中で起きてる問題です。
木材価格が低迷するから、皆伐後の再造林を放棄する。
木材価格が上がれば、地域の製材所が危機に陥る。
「森林整備・素材生産・林業経営」を主体に仕事をしてる私のところでは
丸太の価格が上昇するのは喜ばしいことです。
そのことで、山林所有者さんに間伐の意欲が出れば、今よりはましな山が増えると期待してます。
確かに地域の製材所さんは今までと同じ事をやっていたのでは、苦労することでしょう。
スギの柱材(製品・グリーン材)1m3の価格が¥40000-として
製材分止まりが50%としますと
スギ2m3・・・・¥16000-
製材賃(2時間)・¥24000-
40年間手塩にかけて育ったスギより
2時間の製材賃の方が高い!?
大規模工場には出来ない事でも、地域の製材所なら可能な事はいくらでもあるはずです。
お互いが、知恵を絞って、考えて、チャレンジして、
地域が活性化していけば良いですね。
Posted by: かなめ [ 2008年9月 1日 20:38 ]
た~さま モヤモヤ対処法をありがとうございます。勇気がでます。少々長いですが、お読みください。
すでに皆伐地がかなりの面積になった地域があると聞いています。近ごろ見なくなったウサギの住み家が増えて、それを餌にするイヌワシなどは喜ぶでしょうが、このままでは戦中戦後のはげ山と、それに続く拡大造林に見られた同じ過ちを繰り返すことは必至。そして運良く所有者が再造林をする気になったとして、これまで多くの場合言葉だけが独り歩きしていたように思う「適地適木」の実現性も危ういのではないかと考えています。
た~さまが書かれた製材賃の他にも、出し賃、運材など、誰がどこからどう手をつければ良いのやら…。今日も一日草を刈りながら「そもそもこうなることはわかっていたはずなのに、自分はいったい何をやっていたのだろう」と自問していました。思考は空回りをしています。
>お互いが、知恵を絞って、考えて、チャレンジして、
>地域が活性化していけば良いですね。
幸いなことに地域の同業者と議論する機会があります。と言うかすでに議論が始まっていますので、私としてはとにかく近場の需要を開拓できないかと、いろいろやってみるつもりです。そして一日でも早く、自分でも「出し」の設備を整えること。言うのは簡単なのですが、なかなかねぇ…。
Posted by: アカホリ [ 2008年9月 2日 04:56 ]
先週の土曜日に軽井沢で建築関係者のセミナーがあり、そこで林業や国産材の現状についてお話しする機会がありました。その中で、合板メーカーが原料を国産材に転換していること、大手メーカーが国産材利用に食指を動かしていることなどを説明したんですが、建築関係者でもそういった状況をご存じない方が案外多いんですよね(予想通りでもありましたが)。
中国木材の宮崎・日向進出計画(年間30万m3の原木を消費する大型国産材集成材工場を建設)も実現しそう(地元業界が受入条件を提示)ですし、同社はこれを足がかりに全国展開で国産材利用を進めると鼻息を荒くしています。それに加えて合板メーカー、大型国産材製材、さらには建設が相次ぐ木質バイオマス発電プラント等々。つらつら思うのは、地域の製材はどうなるのか、山はどうなるのかということです。
こうした情勢に対する林野庁の見解は、京都議定書森林吸収源対策の関係や「蓄積量は年間○千万m3も増え続けているから、まだまだ利用は増やせる」という認識から、基本的に「是」なんだろうと思いますが、おいおい本当にいいのかよ~と言いたくなります。
これからは国産材で儲けようという人がどんどん増えるでしょう。どっかのファンドが森林に投資なんてことも現実に起きるだろうと予想してます。私にできることは何か、真剣に考え始めています。またいろいろ意見交換しましょう。
Posted by: かなめ [ 2008年9月 2日 06:25 ]
あかほりさん、コメントと情報をありがとうございます。
「建築関係者があまり状況を把握していない」。無理も無いことですね、板や角材は森から来るのではなく、材木問屋さんや材料メーカーから来るのですから。ここをどう消費者につなげるのか?以前も議論をしたような気がしますが、記憶がおぼろです。
例えば「このままでは数年後には合板と集成材の家しか建てられなくなりますよ。住宅どころか、お寺もお宮もみんな外国産や集成材の時代が来るかもしれない」ということを、様々なチャンネルで流す。でもそれをやるのは誰でしょう。ひょっとしたら、そんなことに骨をおる無垢材マニアはわずかなのかもしれない。こういうことを、あかほりさんにお会いして、お話したいです。
林野は「まだまだ利用は増やせる」という見解ですか。一番底の部分に「どうせ出し手が足りないのだから、致命的な山の破壊にはつながらないだろう」という楽観論がないことを祈るばかりです。
コメントでいただいた情報―年間30万m3消費の工場―を、我が長野県にあてはめてみると、H18の県全体の素材生産量が26万7千m3、県木連はこれをH21までに35万m3に上げたいと目標を設定していますが、仮に宮崎にできる工場が長野にできると、県産材はひとつの工場で消費されることになりますね。他の工場には供給できなくなります。
H22に岐阜県に予定されている合板工場が10万m3。これまで頑張ってきた小さい工場は警戒しています。
時間が無いことは承知していますが、まだしばらく考えます。草を刈りながら。
Posted by: 木曾仙人 [ 2008年9月 2日 17:39 ]
かなめ様、また、お邪魔いたします。
地域木材の行方はいったいどうなるのでしょう?
当地方、木曾でも憂慮すべき事態となっております。
せっかく生産された地域材がどんどん流出しており、この状態はまさに原木の青田買い状態といっても良いでしょう。
石川県の某メーカーでは、カラマツ1㎥当り1万円でここまで取りに来て買って行きます。さらにこれを聞きつけた東北地方の某メーカーでは1万5千円で引き取りに行くから揃えてくれといってきています。
さらにご存知の中津川に進出予定の某メーカーではその中間ぐらいの値段で
数量を揃えてくれといってきています。
県内市場では、カラマツを山から出して、運んで市場で手数料、取られて手取りが数千円という現状から比較すると破格の値段がつけられています。
しかし、この「揃えてくれ」というのが曲者なのです。
そう、安定供給なのです。工場として稼動すると原料の安定供給が必要不可欠なものとなり、生産側にはノルマが課せられることとなり、当県のような間伐材生産主体の現状では到底、ノルマは達成できません。 そこでメーカーは簡単に言うのです。
「皆伐で出してくれればもっと良い値で買うよ。」
すぐ上流に位置する木曾の住人は、草を刈って考えている余裕はないのです。(ちょっと言い過ぎ?)
でもこのことに気づいている人はとても少ないのです。
県の担当者に相談すると「そんなことはないよ。値段が良ければいいじゃない。皆さんが努力すれば可能でしょ。」
といとも間単に答えてくれます。
そうでしょうねえ、石川県の某メーカーを後押しして地域材県外流出を促進させているのですから。
当然、地域の建築関係者も安穏としています。近くに大規模工場が出来るんだから多少、おこぼれはあるでしょうとタカをくくっていますがそんな甘いものではないでしょう。
結局は、そのツケは消費者(地域住民)に回ってくるのです。自分で材を使いたい時に使えない。マージンにまみれた地域材を買わざるを得なくなるのです。
そこで地域の取り組みが必要となってきます。警戒するのみでなくもう一歩踏み込んだ対策を今から講じなければいけないと思っていますが役職も持たない一介の林業人、一匹狼の遠吠えを聞いてくれる人はありません。
でも、意見交換をしながら活動を続け、なんとか地域材防衛のための火種起こしに頑張ろうではありませんか。
Posted by: た~ [ 2008年9月 3日 07:47 ]
アカホリさん、こんにちは
おそらく私の知ってるアカホリさんだと思います。(;^_^A アセアセ・・・
木曽仙人さん、初めまして!
今の現状で私たち林業家が何を頑張らなきゃいけないのか?
私の思うところ・・・「持続的林業経営が可能な木材価格での取引」
につきるのでは無いのでしょうか?
大手企業が進出してこようが、青田買い企業がやってこようが
そこの所を「意地を張って主張する」必要が有るんじゃないでしょうか?
ですが、現状では?
過去に海外で行われていた「違法乱伐」に近い状態で、日本の山が食い荒らされています。
ここから生産される木材が、「適正価格」だと思われても困ります。
木曽仙人さん
1匹狼が10匹で徒党を組めば、力は100倍になります(^_^)v
警戒するのではなく、「利用する」つもりで策を練ってはいかがでしょうか?
今の日本の林業・木材産業は明らかに変革の時期・過渡期です。
この時期の取り扱いを間違えると100年先に憂いを残すことになりかねません。
次の代に残せる「持続的な林業」を目指して頑張りましょう!!
Posted by: かなめ [ 2008年9月 3日 08:48 ]
木曾仙人様 コメントありがとうございます。
たしかに「草を刈って考えいる」場合ではありませんね。お叱りいただけたこと感謝します。
>そこで地域の取り組みが必要となってきます。
>警戒するのみでなくもう一歩踏み込んだ対策を
>今から講じなければいけないと
即協議しなければいけないこと、やらなければいけないことは何でしょうか。もしも同業者への呼びかけなどで、すでに経験済みのことやアドヴァイスがあれば聞かせてください。皆伐に関しては、村議に事情を話し、条例を検討できないか相談する予定です。
また叱られてしまいますが、そもそも自分はどうしてこの世界に身を置いているのだろうか、ということを問い直しているところです。私的なことを書いても何にもなりませんが、ただオロオロしている自分が情けなく腹立たしく思われます。今の現場の体力消耗はかなりのはずなのですが、実はこのところ眠れなくて困っています。甘いんですね、根本的に。
Posted by: かなめ [ 2008年9月 4日 06:21 ]
た~さま 具体的な考えをありがとうございます。
「持続的林業経営が可能な木材価格での取引」を生産者側が声を出して行なってゆくということですね。そもそもいまの材価の決定段階に生産者がどれだけ関与しているのかを考えると、少なくとも当地では先行き真っ暗と感じますが、もう少しよく考えてみると、今回の構造の変化は、その理想に近づけるひとつのチャンスと捉えるべきということなのですね。産地がどれだけ納得してまとまることができるか、地域力とでも言うのでしょうか。
未だ生産を行うことができずにいる者ゆえ、反応が鈍くてすみません。た~さまのコメントを一晩噛み砕いてみて、少し光が見えたような気がします。今日の仕事は快調に進みそうです。
Posted by: 木曾仙人 [ 2008年9月 5日 00:07 ]
かなめ様、また、お邪魔いたします。
>そもそも自分はどうしてこの世界に身を置いているのだろうか、ということを問い直しているところです。
>私的なことを書いても何にもなりませんが、ただオロオロしている自分が情けなく腹立たしく思われます。
私も常日頃、感じております。これだけ大きな流れを感じて考えていても一匹狼の非力さゆえ、この流れに立ち向かえないジレンマ、これだけのことに何故、他の人は気づかないのか(特に行政側の人)というもどかしさ。
かなめ様の夜も寝てもいられない気持ちが良くわかります。
大きな流れに一石も投じられず流さるるままの儚さに、静寂の蘇林に巳を委ねるのみです。
>「持続的林業経営が可能な木材価格での取引」を生産者側が声を出して行なってゆくということですね
>産地がどれだけ納得してまとまることができるか、地域力とでも言うのでしょうか。
全くそのとおりだと思います。
私もやはりこのように考え、活動する中でやっと地域の建築・工務店のグループが反応してくれました。
このグループは県産材で建築を行なうグループで、建築材にトレーサビリティ(産地証明)制度を導入できないかということを目標にし研究・活動をして行きたいので是非、私にも参画して欲しいとの要請がありました。
地域の工務店が「地元の○○さんの育てた木で、○○さんが伐り出して、○○さんが製材した材」により家を建てるシステムづくりを進めたい。というのです。
すでにこの中には建築の際に自分の家で使う大黒柱は施主自らが山へ足を運んで自分で選んでもらい使っているとのこと。そこでさらに関係者を交えたトレーサビリティ(産地証明)を創りたいとのことです。
すでに県産材の産地証明は実施されていますが工場出荷のみで生産者・関係者の顔が見えないものとなっています。
これがうまく行けば産地の結束、地域力のひとつに繋がると思われ、なにか暗闇の中の一筋の光明、わらしべの一本ではないかと感じて期待しているところです。
また、これからの経過は折を見て報告させていただこうと思っていますが、一塵のアドヴァイスとなれば幸いです。
Posted by: アカホリ [ 2008年9月 5日 14:18 ]
た~さん
ひょっとして一度取材(電話でですが)でお世話になった方ですよね? その節はありがとうございました。
さて、た~さんがおっしゃった下記のお言葉。
>警戒するのではなく、「利用する」つもりで策を練ってはいかがでしょうか?
>今の日本の林業・木材産業は明らかに変革の時期・過渡期です。
>この時期の取り扱いを間違えると100年先に憂いを残すことになりかねません。
>次の代に残せる「持続的な林業」を目指して頑張りましょう!!
「警戒ではなく利用」「この時期の取り扱い次第で100年先に憂い」――。いずれも胸に深く響きました。
実は最近、私も超零細な林地と畑の所有者になり、これまでは思いも寄らなかった感覚が身内に沸き起こりつつあるのを感じています。農地については過去何百年もの間、生産行為が営まれ続けてきた地面を私の手でも活かしていきたいという感覚、林地については、自分の次に誰がこの山を引き継いでくれるだろうかという感覚です。まだまだ初心者なので、この林地と農地に関わりながら、これからさらにさまざまなことを思い、考えていくつもりです。
それにしても、昨今の林業をめぐる情勢変化は急ですね。国産材を使うこと→儲かる(使わざるを得ないし)→しかもCSRにもなる。これではみんなが食指を動かすはずです。みんなが国産材(地域材)を使おうという時代にどう差別化を図ればいいのか。やっぱりただ使うだけではなくて、木の個性が生かされる使い方をする、それが大事じゃないかと思います。(ちょっと抽象的ですが、まだ考えをまとめ中なのでお許しください)
Posted by: かなめ [ 2008年9月 6日 06:38 ]
木曾仙人様
思いはあっても、実行に移すのは難しいことを、すでに実施されているのですね。常に何かを発信していなければ、反応も得られないということがよくわかりました。
いつもお世話になっている製材所の社長が「俺だって、たまには割り物(=構造材)を挽きたいよ」と言っています。これからも頻繁に情報交換を続けて、なんとかその先の出口につなげたいと思います。ただボケ~と待っているだけでは、なかなか出会いはやって来ないでしょうから。
幸い、来週、地域の生産業者グループの集まりがあります。私は新参者なので付き合いも浅く、それぞれに異なる皆さんの事情を把握するのに精一杯の状況ですが、教えていただいた事例をヒントに話題を投げかけて見ます。
Posted by: かなめ [ 2008年9月 6日 07:42 ]
アカホリさん
>みんなが国産材(地域材)を使おうという時代に
>どう差別化を図ればいいのか。
>やっぱりただ使うだけではなくて、木の個性が生かされる
>使い方をする、それが大事じゃないかと思います。
(アカホリさんとは、この件、電話でもお話させていただきましたが)すべて集成やかつらむきにするのではなく、無垢材文化も適切に生かし、活かしてゆくには、という原理主義的な部分の主張を整理することが、ひとつの仕事かと思います。
ただ…、当地の場合はカラマツなので、地域でがんばっている人たちの中に土木用材という用途の人たちが多くいます。これは二次製品との勝負ですから、公益性という点では構造材よりも戦いやすいとは思いますが、すこし戦略が変わるかもしれません。逆に、それだけ用途が広いという点で、贅沢な悩みと言われてしまうかもしれません。
決して贅沢な悩みなんかじゃなくて、社会的に切実なんだぞ、という部分をまとめなければいけませんね。
Posted by: アカホリ [ 2008年9月 8日 10:55 ]
自然環境が生産現場になる林業や農業の場合、産地自体が競争力を持つことも必要ですが、「その産地のものでなければ」というユーザーをいかに確保しておくかという観点も重要だと思います。
木材は国際商品ですから、大資本は価格や資源状況によって、いつまた他の産地にシフトしていくかわかりません。しかし、そうした事情で販売先との関係が消長を繰り返していては、生産現場である自然環境の方が変化に付いて行けなくなってしまいかねません。そう思うと、やはり「地域性」が重要だろうという気がします。
地域ユーザー(加工業&消費者)との関係をいかに築いていくかという視点が、国産の木材が多方面から注目されている今こそ必要なのではないでしょうか。
Posted by: かなめ [ 2008年9月10日 09:38 ]
アカホリさん
自然環境が生産現場であるという点、基本的でたいへん重要なところなのですが、あまりにあたりまえなのか、どうも忘れがちのように思います。ここに根ざした考え方を、もっとわかり易く、我々林業からも広く説明しなければなりません。
現実を見ると、すでに各地で大資本とのつき合いは進んでしまっており、止めることのできない動きになっている…。これが生態系であれば致命的な段階に進む前に何らかの抑止力が働くのでしょうが、残念なことにグローバリズムはそれ自体には抑止の仕組みを持っていません。食いつくしたら、次の産地に移るというパタンをこれからもずっと続けることでしょう。
昨晩、同業者との会議があり、この一連の書き込みに関係することを新たなページで報告させていただきますが、色々と心配していたことが取り越し苦労だったと思う反面、最後までこの「喰いつくし」への懸念は消えることがありませんでした。