林業は消えてなかった
先日書き込みをした小学5年の教科書での林業の扱いの件ですが、村の小学校におじゃまして社会科の教科書を確認してきました。結果はOK! 皆様、たいへんお騒がせしました。光村(みつむら)図書の「社会5下」に、命をささえる森林というタイトルから始まって、8ページにわたり森林や林業に関する記述がありました。さらにそれに続いて「自然を取りまく問題」として、動植物の絶滅や酸性雨に関する記述もあります。
実は前回の書き込みのあと、心配して昨年の教科書のコピーをお送りくださった方もいます。早とちりしてしまい、すみませんでした。
内容を見ると、さまざまな思いが重なり合い、簡単には感想は述べられませんが、あえて言えば「限られた時間の中での説明なのでやむなし」とでも言いましょうか…。
当事者としては社会科の一部ではなく、森林科あるいは第一次産業と言う教科を作るべきと叫びたいところですが、今の小学生や先生が置かれている状況を考えると難しいでしょうから、私たちがまずしっかりして、とにかく地元の小学校にだけでも(迷惑かもしれないが)働きかけられるようになることが大切な一歩なのではないでしょうか。
私の見た本には、総務省資料から林業従事者数の変化というグラフが片隅に載せられており、「ここまで載せてくれたか」と喜ぶのもつかの間、よく見ると従事者数のうち50才以上が色分けされているではありませんか。本題から離れますが、あと一年で自分もこの色分け組の仲間入りをすると気づくと、愕然としてしまいました。
コメント
Posted by: ふるだぬき [ 2008年7月28日 10:40 ]
「教科書に載っていること」が最低条件だとすると、
「教科書の内容を話をしてもらうこと」が次の段階で、
でも理想からすると「林業を子供達が理解してもらえること」なのですよね。
私の娘も5年生・・・
はたしてどのレベルで親の仕事を理解してもらえるのでしょうか?
Posted by: かなめ [ 2008年8月 1日 17:25 ]
ふるだぬきさんのところは親子関係がうまくいっているから良いでしょうが、我が家なんぞはひどいものです。
恐らくは、ガソリンくさい、汚い服を着た危険な仕事ていどの認識ではないでしょうか。親父のやっていることが、資源の無い自分の国が持続可能かどうかの鍵を握る産業のひとつだなんて、私が死んでも気づかないかもしれませんね。
もちろん学校にも期待しますが、やはり私は押しかけをひたすら続けたいと思います。