運転しない日
新幹線に乗って「長野の林政を考える会」という会合に参加しました。長い間報道関係にお勤めだった方が世話役になり、県内の林業、木材、建築の関係者などに声をかけ、木材や林業にまつわる話題を共有したり議論をする場で、たいへんに有意義な会です。
今回は、この1月に中部森林管理局長に就任された平野秀樹さんのお話をうかがう集まりでした。平野さんは当ブログの運営者である全国林業改良普及協会の「2020年 日本の森林、木材、山村はこうなる 森林化社会がくらし・経済を変える」という本の執筆を担当されており、以前からお会いしたいと思っていたので、喜び勇んで出かけました。お話の内容はこれからの人口動態から始まり、平野さんの霞ヶ関に対する個人的見解も含め、山の手入れから環境、森林セラピーなど多方面にわたるもので、ひとつひとつデータをもとに説明されていてとても簡単には表現できるものではありませんが、ひとつだけ印象を述べれば、林業の危機を整理した形で改めてつきつけられた思いがしました。私自身、話の内容をすべて飲み込むまでにもう少し時間がかかりそうです。
田舎に暮らしていると時刻表を見るのがめんどうで、ついつい軽トラでどこまでも出かけてしまうのですが、昨日はとにかく運転することをやめて、列車に揺られながら溜まっていた読みものに集中しました。