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そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

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炭焼きを守ることは日本を守ること

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落語家ではありません。先日もお知らせした松本で炭を焼いている原伸介さんの勇士です。3月8日、東大学士会館分館で行なわれた国民森林会議総会の記念講演 「炭焼きを守ることは日本を守ること」 圧倒的なパワーをいただいて帰路につきました。このスタイルも伊達じゃないんです。そこには、彼が和服を身につけることによって、和服につながる大勢の職人たちが食ってゆくことに貢献する、という深い思想が流れています。


 子供の頃、将来何になりたいかという問いに「仙人」と書いて笑いものになった、というお話から始まり、約1時間30分、興味のつきないお話しばかりでした。私自身、小学校時代の山河での原体験というものの重みがずっと気になっていたものですから、原さんの仙人志望の要因となった、裏(里)山喪失事件とご本人の現在の在りように深い関係がある、という分析には、首が脱臼するぐらい何度も頷いてしまいました。


 講師だけでなく、聴衆もハイレベルな講演だったため、聴講後の皆さんの感想からも宿題をいただいてきました。テーマは「技術者の思いやり」です。自分にはもともと具わりそうもない大切な部分、大きくえぐれている部分を見られたようで、あれからずっと考えています。


 流されてがちの日々に「もっと考えろよ」と言ってもらえることの幸福。昨日の朝から、きわめてかすかなのですが、遠い一点から途切れることのない信号音が聞こえるような気がしています。軌道修正のチャンスをくださった原さんと、国民森林会議の皆さんに感謝しています。

コメント

Posted by: こーりきー   [ 2008年3月17日 09:55 ]

なにか
すごいですねぇ。。

それを
謙虚に感じられる
かなめさんが
一番すごい気もするけれど。。。

私には出来ないかも・・・・

Posted by: かなめ   [ 2008年3月18日 06:12 ]

世代は少し違うのですが、原さんと私は、恐らく原体験を共有しているのだと思うのです。
 さらには、話がすんなりとこちらの心の中におちつくのは、彼の人がらなのでしょう。そして、この部分を指して、聴衆の一人が「思いやり」と述べたのだと思います。
 こーりきーさんブログから伝わってくる、日頃のお仕事でお客さんをもてなしたり、活動の中で子供たちに注がれるまなざし。そういうものの原点に、自分に欠けている深いものを感じるのです。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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