地域の林業を考える会
林業関係者を中心とした49件への聞取り調査が完了しました。「100年の森林づくり」加速化推進事業の一環として、この調査報告と地域の作業道を活用している山の実例報告を兼ねて、集材と運材研究のエキスパートで作業道 理論と環境保全機能の著者である酒井秀夫東京大学大学院教授に来ていただき、勉強会を開催することになりました。
いつもこの種の行事の時には準備が後手後手になってしまい、せっかくの機会を十分に地域のために活かすことができなくなってしまうのですが、今回も準備が遅くなってしまいました。
興味のある方 全員集合!!
「地域の林業を考える会」開催のお知らせ
私たちの暮す地域では、戦後に植林された木々の多くが利用可能な時期をむかえています。間伐で倒された木の大部分は、利用されることなく林の中に放置されています。これらの木を運び出して有効に利用したり、これからも良い林に育ててゆくためには、作業道と呼ばれる道の普及が欠かせません。
そこで南佐久南部の森林や林業がどういう状態なのかを知り、実際に利用されている作業道の例を紹介すると同時に、集材と運材研究の専門家をお招きし、山を壊さない作業道とはどういうものなのか、それが今全国でどのように作られ利用されているのかをうかがう会を開催することにしました。
日 時 平成20年3月1日(土) 午後2時~6時
場 所 南牧村海の口 中央公民館(国道141号線 海ノ口踏切 そば)
内 容
13:30 受付開始
14:00 開会
14:05~16:30 報告
・「千曲川上流域における地域資源としての
森林の現状とその持続的な利用に関する調査」
信州そまびとクラブ 杉山 要
・作業路網を活用している北相木村の個人所有林の実例紹介
佐久地方事務所林務課 北澤 啓至AG
・山を壊さない恒久資産としての作業道と国内で成果をあげている取り組み
東京大学大学院 酒井秀夫さん
16:40~18:00 質疑応答
講師紹介 酒井秀夫さん(さかい・ひでお)
東京大学大学院森林利用学研究室教授
伐出技術や作業道を森林文化ととらえ、地域の集運材作業の資料収集につとめる。主な著書に「作業道」(全国林業改良普及協会)、「人と森の環境学」(共著、東大出版会)。「現代林業」に作業道ゼミナールを連載中。
* 資料代としてお一人100円をいただきます *
主催 NPO法人信州そまびとクラブ
後援 長野県佐久地方事務所林務課
協力 南牧村役場
問い合せ先
電話:0267-63-9610
(NPO法人信州そまびとクラブ)